「EXAMシステム スタンバイ」
ガンタムベースの限定キット、
HGブルーディスティニー1号機[メタリックグロスインジェクション]の紹介記事です。
ブルーディスティニー(以下BD)1号機は一年戦争の外伝作品、
『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の主人公「ユウ・カジマ」が搭乗することになる主役MSです。
初出はセガサターンで発売されたゲームソフトですが、
PS2用ゲームソフト「機動戦士ガンダム」の「タクティクスバトルモード」への登場を皮切りに、一年戦争系のゲームではお馴染みのMSとなりました。
"EXAM"の機体性能が一時的に向上する、と言う設定が比較的ゲームに生かしやすいせいもあると思います。
(同じような産まれのピクシーとは雲泥の差…)
VSシリーズにもライバル機の「イフリート改」と一緒に登場しており、一年戦争の外伝系としてはかなり知名度が高いMSです。
キットの方ですが、BD1号機自体は2回HGでキット化されており
本キットは漫画版の展開に合わせて発売された2つ目のキットをベースにした、ガンダムベース限定商品となっています。
あまり時間をかけずにサクッと作ったので、写真も少なめですが簡単に紹介していきます。
- 制作
「メタリックグロスインジェクション」では、各パーツの質感が通常よりも光沢感を感じるような成型色になっています。
光の反射で印象が変わる様子を楽しめたり、無塗装でも独特な艶感が出る反面、
パーツ成型時のヒケが通常より目立ちやすかったり、ヤスリがけをするとせっかくの質感が失われるため合わせ目消し等の加工がしにくい、と言う欠点もあります。
今回はせっかくのグロスインジェクションなので、合わせ目処理よりもパーツの質感を残すのを優先して作りました。
元キットの色分けは優秀な方ですが、とは言え以下の細かい箇所で色が足りません
- 胴体や脚部の▼部分
- 脚部サイドのスラスター
- バックパック
- 頭部(漫画版)アンテナの白
色が足りない箇所はシタデルカラーで塗装し、いつものように市販のデカールを貼ってから半光沢のトップコートで仕上げました。
BDもGFFが存在しているのでそちらを参考に貼っています。
下地がグロスインジェクションの関係かはわからないんですが、赤色の発色が微妙だったので▼部分は素直にシールを使えば良かったな…と若干後悔しています。
比較的最近のHG&オーソドックスなジム系の体型なため、可動は非常に優秀です。
マシンガンの両手持ちや立膝なんかも余裕。
▼付属のシール
上記した箇所を補うシールの他、
ゲーム版/漫画版の二種類の頭部の、通常時/EXAM発動時の計4パターン用のシールが付属します。
組み立て時にはどちらの頭部を通常にするか、EXAMにするか、を選ぶ感じなります。
▼塗装・デカール前の状態
記事の画像だとマシンガンはメタリック系で塗装してしまっているのですがこの写真は塗装前です。
無塗装でも銃器や関節の質感がメタルっぽいので独特のリッチ感があります。
- EXAM(エグザム)システム
頭部ゴーグルを赤色のパーツに差し替え、肩アーマーと脚部スラスターを引き出し、EXAM発動状態を再現できます。
今回の記事ではゲーム版の頭部をEXAM状態にしてみました。
本当はバックパックのスラスターも上下に展開するのですが、差し替え部分を塗装してしまっているので記事ではオミットしています。
クリアパーツ下の丸い目がうっすら透けて見えるため、EXAM発動時の不気味なイメージが良く出ていると思います。
いつもの3mm軸があるため、アクションベースにも対応。
- 以下適当に何枚か
同じような時期に出たHGの陸ジムはデティールが多すぎて何か違うな~と思ったのですが
BDは元々主人公機でヒロイックな面もあるため、作ってみたら悪くないなと思いました。
ガンダムベース限定キットのお約束、謎台座が付属しています。
ただ本キットに関しては真っ赤な台座がEXAM発動時を思わせるため、けっこうサマになっているなと思いました。
(消えてしまえ…乱暴なやつ!)
「ユウ、そんな化け物に呑まれるんじゃねぇぞ… お前はお前だ!」
BD系の映像、フィリップ(cv若本規夫)の声が目立ちすぎる…
初のガンダムベース限定キットの紹介でした。
クリア仕様やチタニウムフィニッシュなどは加工しにくい分逆に作りにくかったりして
あまり手を出したことがなかったのですが、今回作ってみてグロスインジェクションは作業時にそこまで気を使わないので悪くないなと思いました。
あとは、欲しいキットがいつ手に入るかわからない現状だと、ガンダムベース現地に行けばほぼ在庫がある限定キットはありがたいですね。
(限定品の方が安定供給されるというのも恐ろしい現状ですが…)
次回は8末の再販でHGジオが手に入ったのでそれの記事になると思います。
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