「死にに来たか!!」
HGUC、1/144 「ジオ」の紹介レビューです。
ジオは「機動戦士Zガンダム」に登場する劇中のラスボスとも言えるキャラクター「パプテマス・シロッコ」が自身専用機として開発した大型MSで、和甲冑を思わせるような巨大な体躯が特徴です。
特徴的なシルエットに反して、武装は「ビームライフル&ビームサーベル」と言う非常にシンプルな構成となっており、その辺りのギャップにシロッコのキャラクター性を感じることが出来る機体です。
キットの方は劇場版Zガンダム公開前の2002年に発売されたもので、およそ20年ほど前のキットになります。
2021年8月末の再販タイミングでガンダムベースにて入手しました。
尚、この日は他にも「HGキュベレイ」や「HG Zガンダム」と言った人気キットの再販が多く、当日は一時間以上前に着いたにも関わらず店頭には物凄い行列が出来ていました…
※はじめに
今回の記事から「制作」の項目における、作業内容に関する記載を大きく省いています。
理由としては、自分の作業工程がここ半年以下からほぼ変化していないためです…^^;
今後はテキストを減らす分、よりテンポよく作ったキットを記事として紹介出来ればと思います。
- 制作
トップコートは「半光沢」を使用。
また、今回はガンダムデカールだけでなく、HJモデラーズデカール(レッド)を使用しています。
ジオのような装甲部分が多い機体には上手くマッチしたと思います。
色分けは20年前のキットとは思えないほどしっかりしていて、塗装はほぼほぼ必要ありませんでした。
色が足りないのはバーニア内部の緑色や、一部のグレーのみです。
機体各所の赤い動力ケーブルやモノアイもきっちり別パーツ化されていました。
脚部の赤いモールドを補うホイルシールが付属します。
後ろから見ても多数のバーニアや排気口の情報量が凄く、かなりの迫力があります。
古いキットかつこの巨体なので、可動はほとんどしないと思っていたのですが
意外なことに頭部は上下に・肩は前後に引き出せて上半身はけっこう動きが付けられました。
ただ、肩はあんまり引き出しすぎるとポリキャップが丸出しになってしまいます。
脚の可動はかなり苦しいです。
同スケールのガンダムとサイズ比較。高さ・横幅共に一回り違います。
お馴染みのデカール・トップコート前の状態。
これはこれでツルッとしてて悪くないですね。そもそもの造形がめちゃくちゃかっこいいと思います。
武装とギミックを紹介します。
- 隠し腕
キットの目玉である「隠し腕」。
フロントスカート裏に収納されており、ポリキャップの可動軸で折りたたまれているものを引き出すことが出来ます。
フロントスカートの裏にも裏打ちパーツによってモールドがビッシリ!
今のキットでもここまではやらないんじゃないだろうか…と言う作り込みです。
隠し腕の先端のマニュピレーターにビームサーベルを持たせることが出来ます。
若干保持力は不安ですが、派手に動きを付けない限りは保持できると思います。
「ビームライフル」
ジオ専用のビームライフルです。
キットでは無塗装でもしっかりとライフルとチューブが色分けされています。
ビームライフルも腕も大きいため干渉しまくるので、射撃ポーズを取らせるのはけっこう大変だったり…
「ビームサーベル」
こちらもジオ専用の大型のビームサーベルです。
キットにはビームサーベルとクリアの刃がそれぞれ4本ずつ付属。
ビームサーベルは本来は腰のサイドアーマーに2本ずつ収納されます。
写真では塗装剝がれが怖いので取り外してある状態です。
付属するビーム刃は機体の全長に合わせて非常に長く、
また、太刀の刀身を思わせるような感じで微妙に反って成型されています
サーベルとライフルを持っているだけなのに、どうしてこんなにかっこいいんだろうか( ^ω^)・・・!
- 以下適当に何枚か
「もう貴様は消えていい!」
「ティターンズの艦隊をやらせるわけにはいかん…あれか!?」
普通のキュベレイがいなかったので、以前作ったジオン仕様と…!
▼余談
HGジオの紹介でした。
元々ものすごいキットだと言う話は聞いていたのですが、秋葉のヨドバシで素組の展示品を見てから一気に欲しくなってしまいました。
今回は運良く入手出来ましたが、今後も人気MSの再販は戦争になるのかと思うと気が重いです。
キット自体の出来は本当に素晴らしいので、店頭で見かけたら迷わずにオススメ出来る機体です。
今回のジオと並べる用に、通常カラーのキュベレイやZガンダム、百式何かも作ってみたいのですが、
来月にはRGの量産型ズゴックやら、ゲーツのバウンドドックやら魅力的な機体がプレバンから届くのでまた忙しくなりそうです…
次回は今月中旬に届いたメッサー(指揮官機)の紹介になると思います。
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