「ここまでだ、スレッタ・マーキュリー!」
TVシリーズ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』「HG 1/144 ミカエリス」の紹介レビューです。
ミカエリスは水星の魔女9話『あと一歩、キミに踏み出せたなら』にて登場したモビルスーツです。
学園のグラスレー寮長にして決闘委員会の「シャディク・ゼネリ」が、株式会社ガンダムを駆けてミオリネと決闘する際の集団戦で自ら搭乗しました。
エアリアル等に搭載されている"GUNDフォーマット"の妨害装置"アンチドート"が搭載されており、同様の機能を持ちまた前身でもある機体「ベギルバウ」のキットから多数のパーツが流用されています。
OPに登場した三機の敵MSの中ではトリを飾る機体で、キット化も一番遅かったのですがその分とても良く出来ているキットでした。
- 制作
水星の魔女シリーズの最新キットなので色分けはとても良好ですが、機体各所の黒い凹みや後述の左右の武装で塗り分けが必要だったので塗装してます。
本体色は成型色の紫部分が彩色サンプルよりだいぶ薄くてイマイチだったので、タミヤの「ブルーバイオレット」で塗装しました。
シールは肩や太もものシェルユニットと右腕の発光部分に使用しています。
他、いつものように市販のデカールを貼ってトップコートの「つや消し」で仕上げました。
今回はシェルユニットに被せるクリアパーツもクリアブルーで塗装してみました。
ちょっと本編とはイメージが変わっちゃったのですが、光を当てた時の反射がわりと綺麗になったのでまあいいかなと…
唯一の不満として、右腕の「ビームブレイザー」を構成するプレートですが紫一色なので展開時の色合いを再現するには内部の塗装が必要です。
付属してるシールも奥まってて貼りにくいので、ここは"後からグレーのパーツをはめ込む"とかにして欲しかったですね。
頭部の仮面のようなカバーは後からでも外すことが出来ます。
というかけっこう取れやすいかも…
▼デカール前
いつものデカール&トップコート前の状態。
モールド少な目でシンプルなので、デカールないとちょっと寂しい印象。
余談ですがギリギリまで光沢仕上げににするか迷いました。
ギミックや武装などを紹介します。
「ショートシールド」
左腕に取り付けられている小型のシールド。
中央下部のグレー部分は色が足りませんがシールが付属します。
エアリアルを追い詰める際にけっこう振り回してた武装です。
シールド呼ぶにはちょっと心許ないサイズなのが気になる…
ちなみに腕部の形状が共通のベギルバウやベギルペンデにも付けられそうです。
「ビームブレイザー」
キットの一番の目玉である、ミカエリスの専用武装。
サーベル、射撃武器、有線式遠隔操作、おまけにアンチドート搭載とやりたい放題の武器として描写されてました。
腕に被せるとか持つとかではなく、右腕にそのまま取り付けます。
左腕のような通常のマニュピレーターは付属しません。
本体と銃口、四枚のプレートとそれを支えるアーム、先端の爪…と非常にパーツ数の多い凝った構成になっています。
銃身が別パーツだったので、記事のものは銃口をシルバーで塗分けています。
ビームブレイザーを展開した状態を前後から。
アームや爪を大きく開くとけっこうボリューム感が出てとてもかっこいい!
各パーツのテンションもしっかりしていて、垂れさがってきたりみたいなことはなく本当に良く考えられた構造でした。
マシンガンにもサーベルにもなるトンデモ武装。
これだけでも十分遊べるんですが、更にビームブレイザーと腕部を繋ぐリード線と、
専用のクリアスタンド&接続パーツが付属しています。
これらを組み合わせて、本編の有線式遠隔攻撃を再現出来ます。
スタンドとリード線の扱いがちょっと難しいんですが、これによって遊びの幅が広がってめちゃくちゃ楽しいです。
以下、適当に何枚か
ファラクトと同じく、一番くじ水星の魔女のミカエリスのアクリルスタンドと。
グエルのアクスタだけ持ってないので、どっかで手に入れたいところ…
~本編から~
「KP003、シャディク・ゼネリ。出る」
「まずは露払いだ」
「おまっ、右手どこにやった!?」
「ごめんね、エアリアル。怒ってるよね?」
「私、いつも頼ってばっかだもんね」
「でもね、やってみたいんだ」
「ミオリネさんが作ってくれた会社、手伝いたい」
「良かった…"いた"んだ」
「私たちの邪魔……しないでください!!」
「ここまでだ、スレッタ・マーキュリー」
「ミオリネの隣に立つのは俺だ!!!」
「今!!」
直近数話で戦闘をしなかった分もあり、9話は凄まじいMS戦闘の描写があって一番好きな回です。
結局は覚醒したエアリアルの独壇場だったのですが、ベギルペンデやザウォードなどの量産タイプも活躍しつつ、最後のトドメは地球寮チームみたいに〆たのも良かったですね。
(と言うかチュチュ先輩のデミトレーナーの出番が授業だけじゃなくて本当に良かった…)
HG 1/144 ミカエリスの紹介レビューでした。
正直御三家の中では一番人を選ぶユニークなデザインだと思っていて、キットの方もそんなに期待しておらずまあ買っとくか…くらいの温度感だったのですが、組んでみたらかっこいいし出来は良いし遊べるしで最高のキットでした。
ビームブレイザーの内部の構造だけが唯一の気になる点ですが、まぁ展開しなければ気にならない部分でもあるので。
現時点の水星の魔女シリーズでは一番お気に入りのキットです。
今は水星の魔女シリーズのキットを順次消化しています。
ダリルバルデとベギルペンデが組み終わっていて、デカールが早く終わった方を次に記事にしたいと思います。
3月のキットはルブリスウルと先日発売日が公開されたエアリアル(改修型)は買おうと思ってます。
宇宙世紀系の積みが全然減らせないので、まあ水星の魔女が落ち着いたら順次やっていきます…
それではまた
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