プレミアムバンダイ限定キット「機動戦士ガンダム 水星の魔女 MS拡張パーツセット1」の紹介レビューです。
本キットは一般販売されたHGキットである「ガンダムファラクト」「ダリルバルデ」「ミカエリス」のセカンドシーズンで追加された武装を再現するための追加パーツセットです。
三機ともセカンドシーズンでの活躍シーンは少なかったものの、1期以上に印象的なバトルシーンが多く、放送中はセカンドシーズンの姿でのキットがないことが嘆かれていましたが、放送終了後から一年経たずにしっかりと発売されてくれました。
それぞれのセカンドシーズン仕様として一般販売して欲しい…という声もあったようですが、カラーリングや基本デザインはそのままで変更点が追加武装のみなので、予め組んでおいたものとすぐに組み合わせて遊べる点からも個人的には不満が少ない販売方法でした。
※その昔「鉄華団コンプリートセット」が出たときは、結局本体が丸ごと余るのが嫌で買わなかったんですよね…
既に記事として紹介している本体に、今回の追加パーツを組み合わせたものを紹介していきます。
それぞれの過去の記事は以下からどうぞ。
パッケージは単色刷りでアートのないプレバンで良くあるタイプ。
但し説明書はカラーで、追加武装の機体解説がしっかりと書かれているものでした。
デミギャリソンやルブリスジウなどもこれで、水星のプレバンはこのパターンが多いですね。
御三家の追加パーツの他、ボーナスパーツとしてディランザ(グエル専用機)がシュバルゼッテと戦った際の実戦仕様のピンクのビーム刃が付属しています。
▼ガンダムファラクト
「全力出したら死ぬんだよ、こっちは」
第14話で新武装と共にランブルリングに参戦したガンダムファラクトを再現。
「ビームカリヴァ」とそれを本体に接続するための「差し替え用パーツ&ジョイント」が付属します。
この「差し替え用パーツ」が若干曲者で、他2体と違って取り付けるために「一度組んだ箇所を大きくバラす」必要があり塗装済のキットでは若干取り扱いに注意が必要です。
また成形色も関節のグレーではなくファラクト本体と同じダークグレーの成型になってるので、ほとんど見えない部分とは言え地味に要塗装箇所になっています。
そもそもこの接続軸は本編や設定画にはないため、デザインの段階で割と無理のある構造なのかな…という印象を受けました。
前後から。
長々と文句を書いてしまいましたが、銃のデザイン自体は抜群にかっこいいです。
ライフル上部の白色は別パーツで色分けされています。
※記事で紹介するパーツは既に組んであったMSに合わせた塗装やデカール、質感の調整を行った状態となっています。
外装をスライドし、ジョイントパーツを引き出して合体形態の「ビームマスケット」を再現。
ここの黄色部分は再現のためのシールが付属しています。
写真のものは設定準拠の黄色で塗りましたが、チラりと見える感じがかなりカッコイイのでゴールドなどのメタリック系にしたらよいかも知れません。
ファラクトの元々の武装「ビーム・アルケヒューズ」はGUNDフォーマットと連動したよって高い狙撃能力を有する武装なので、スコアを上げたくないエランは「ビームカリヴァ」を使っていた、とかそんな感じなんでしょうか。
本編から
「フォローよろしく!」
「あ"ぁ!?」
「スコアを上げないと、あなたも死にますよ。エラン・ケレス」
「冗談じゃ無い」
「この顔に変えてまで生き延びたんだ、むざむざ死ぬのは御免だよ」
う~~~ん、ファラクトかっこいいぞ‥‥
出来れば最終決戦でガンダムパレード以外の出番が欲しかったですよね。
▼ダリルバルデ
「プライドだけじゃスレッタ・マーキュリーには勝てないさ」
第17話でスレッタとの"三度目の決闘"に臨むグエルが搭乗したダリルバルデ。
第20話でもミカエリスとの戦闘で使用されました。
前後から。
機体各所にエアリアルとの決闘で明らかになった弱点を克服するようなアップデートが施され、機体のシルエットもより大型化された印象になります。
肩の大型シールド「アンビカー」は更に大型化した「ダヤ・アンビカー」に換装。
特徴的だった両刃の近接兵装「ビームジャベリン」はオミットされ、代わりに複合兵装「コンポジット・アームズ」を新たに装備。
ドローン兵器「イーシュヴァラ」は「グスサー・イーシュヴァラ」にアップデートされつつ、装備数が2基から4基になりました。
ダヤ・アンビカーはかなり大型ですが、裏打ちパーツや追加のバーニアなどがあってかなり迫力があります。センサー部分がシールなのは通常のアンビカーと同じ。
一新されたセンサー部分は「十字架」を思わせるデザインで、"父親"と"シーシア"二人の死(十字架)を背負って戦うモビルスーツであると囁かれていましたが……
※この形態はSNSやファンのコミュニティでは「改修型」と呼称されていますが、オフィシャルな呼び方ではないようで、公式ページや設定資料などではあくまで後半の「ダリルバルデ」ということになっています。
本編だとあんまり役に立ってなかった武器、コンポジット・アームは「ビームショットライフル」と「ガンブレイド」に分離可能。センサーはシールで再現。
銃口は実弾用とビーム用の二つがあり、ビーム用っぽい方はグリーンで振り分けてみました。
ガンブレイドは拳銃に刀の刀身が備わったような中々面白い形状です。
四基のグスサー・イーシュヴァラは全て分離可能。
付属している緑のビーム刃を取り付けることが出来ますが2つしか付属しないため、VSシャディク戦を再現する場合には他のキットから借りてくる必要があります。
本編から
「まずは距離を詰める…取った!」
せっかくの新武装の数々も
無敵のホルダーであるスレッタには通用せず窮地に陥りますが…
「防がれた!?」
グエルの"プライド"を捨てて、搭載した意志拡張AIによって危機を脱します。
マッチポンプではありましたが、三度の正直で遂に勝利するグエル。
脚だけになってからの方が強い男。
▼ミカエリス
「お前がそんなだから…ミオリネは!」
第20話にて、サリウスを拘束しグラスレーを掌握したシャディクが搭乗した機体。
学園のレギュレーションを外し、新武装と共にグエルを迎え撃ちます。
三機の中では一番シンプルなアップデートで、「ドリルジャベリン」と「ストライクブレイズ」を組み合わせた携行複合装備「ジャベリンブレイザー」を装備。
元々左腕にあったショートシールドに色々装備が追加されたような見た目。
両サイドの突起などにベギルペンデのシールドの意匠が引き継がれていて、同じ会社の兵器である設定を感じさせます。
西洋甲冑風の機体シルエットだったので、ランスが付いてよりその印象が強くなります。
ただパーツが多いためちょっと重く、写真のようなポーズは経年劣化が進むと出来なくなるかも…
リード線が2本付属しており、「ドリルジャベリン」「ストライクブレイズ」それぞれで有線での射出状態を再現できます。
右腕の固定武装「ビームブレイザー」もそのままなので、両腕に大型武装を備えた非常に攻撃的なシルエットです。
本編から
「内輪での派閥争い、謀略…それしか頭に無いつくづく浅い男だったよ、あの男は!」
「お前がついていながら───ミオリネは手を汚すことになった!」
学園レギュレーションもあり、一方的に追い詰められるグエルでしたが…
「真っ向勝負か。そういうところ…昔から嫌いだった!」
「何も分かっていないんだな…」
「グエル!!!」
「奪うだけじゃ───手に入らない!」
打つ手なしと見せかけたギリギリのところでドローンを回収し、ダリルバルデと引き換えにザビーネとシャディクの両機を戦闘不能に。
またまた大活躍のイーシュヴァラ。
最後に二期OPのサビっぽく。
ここのカットがめちゃくちゃ大好きなので、これが出来ただけで大満足です。
「HG 機動戦士ガンダム 水星の魔女 MS拡張パーツセット1」の紹介記事でした。
二期放送中に発売されなかったのにけっこうがっかりしていて、数年後の熱が冷めた頃に「鉄華団コンプリートセット」みたいな高額商品のセット販売になったら嫌だな~と思っていたのでこうやってちゃんとすぐに販売してくれたのはありがたかったです。
ただ一般販売にならなかったのは賛否あるとは思いますが…
アドステラの外伝作品「バナディースハート」の機体を除き、水星の魔女のガンプラはこれで一旦販売商品的には打ち止めという感じがしますね。
個人的にはプロドロスやカラゴールなんかも好きなんですが、関節とかのデザインがエアリアル系や御三家から流用できないのでかなり厳しそうかなと…
流用面で言えばルブリス量産型やガンドノートあたりはルブリス・エアリアルのパーツが流用できるのでポッと出てきてくれそうな気はします。
ルブリス量産型はガンイージみたいな色合いやデザインが大好きなのでぜひ出て欲しいですね。
今はミキシングに詰みの消化に色々とやっているんですが、長々とやっていたガンダムベース限定のザクキャノンがぼちぼち完成しそうなので次回はこれのレビューになると思います。
このキット、恐らく公式のガンダムベースのブログ以外に紹介されてる記事がなさそうなので世界初のレビュー記事に出来るように頑張ります。
こっちは同時にグフカスタムを購入した友達と一緒にやろうと思って作っているミキシングの機体です。
これも現時点でかなり気に入っているのでデカールなどでゆっくり仕上げていく予定です。
あと、Xで模型のタイムラインがHGライフリや新機体で盛り上がっている中で延々とグフカスタムやドダイツーを組んでるのは流石にどうかと思ったのでSEEDの劇場版も今週中にいこうと思います。
それではまた
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