HG ギャプランTR-5「フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)


プレミアムバンダイ限定キット、

「HG 1/144 ギャプランTR-5「フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)」の紹介レビューです。

フライルー(ティターンズ仕様/A.O.Z RE-BOOT版) ※以下フライルー は機動戦士Zガンダムの外伝作品『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に設定が存在する可変モビルスーツです。

『ADVANCE OF Z ティターンズの旗のもとに』に登場するモビルスーツ、 ギャプラン TR-5[フライルー]のバリエーション機体という設定で、通常のギャプランにガンダムタイプの頭部とティターンズカラーの塗装を施したビジュアルが特徴。

通常のフライルーは一般販売されていたHGキットでしたが、今回インレ-RE-BOOT版仕様として一部新規パーツを追加して発売されました。

キット自体はランナーの構成上、余剰パーツたっぷりで様々なバージョンに組み替えることが出来るのですが、今回は説明書通りにサクっと組み上げたので簡単に紹介します。


キットの方は2006年に発売されたキット「HG ギャプラン フライルー」のランナーを中心に、新規造形の肩部分と握り手が付属する構成です。

ランナーの都合上、肩部分の旧ランナーにフライルー・ラー2用のフルドドパーツなどが余剰パーツに。また、HGギャプランの大型ブースター用のパーツも一部余ります。

今回は自分は説明書通り組み立てましたが、通常のギャプランやフライルー・ラー2としても組むことが出来るみたいです。


制作

ベースキットのギャプランがけっこう古めなので、ランナーは全てPS製。

可動は時代を感じますが色分けは元キットがけっこう優秀なのでシールを使えばほぼ設定通りのカラーリングを再現できると思います。

今回は一部シールを使いつつ、以下の箇所を塗装しました。

  • 濃い方の紺色:パーツのヒケが気になったのでクレオスのティターンズブルー2で塗装
  • 関節や足首のグレー:クレオス ジオン用グレーで塗装
  • 黄色部分:ゴールド→クリアーオレンジでメタルパーツ風に塗装
  • バーニアの外側:シルバーメタルで塗装
  • シールド・バインダーの銃身:ガンメタルで塗装

基本カラーの紫色は成型色のままで、センサー部分などはシールを使いました。


要塗装箇所

青枠で囲った部分はシールでの再現。青系の下地にオレンジは発色が難しいのと、そこまで目立つ個所ではないのでシールに頼った方が楽かもしれません。


赤枠の部分はシールがないので要塗装になります。

腕部のケーブルや親指の赤色を塗装する必要がありますが、特に拘らなければ成型色のままでもそんなに見栄えは悪くないと思います。

足首のグレーは丸々グレーのシールで覆わないといけないので、ここは塗装するのが良さそう。

バーニア系のパーツは"全部オレンジ色"なので外側を塗装する必要があるのですが、かなり奥まった箇所に取り付けるので、ここも無理に塗装しなくても良さそうな箇所です。

(記事のものはバーニアの外側をシルバーメタルで塗装してるのですが、ほとんど見えないんですよね…)

流石にベースキットが20年以上も前のものなので、可動や合わせ目などけっこう時代を感じるところはあるのですが造形面では最新のガンプラ全然見劣りしない印象。

作りにくいし破損しやすいけど立たせておくだけでかっこいい!っていうこの感じ、まさに2000年付近のガンプラという感じですね。

頭部パーツは新規造形でツインアイのガンダム顔に。

顎のしゃくれ感にMk-Vのラインを感じさせてとてもかっこいいのですが、フェイス部分がかなり奥まった造形で下から見上げないと中々見えなかったり…


付属品やギミックを紹介します。


変形機構

元キットのギャプランと同様、MS形態からMA形態へ変形可能。

腕部の関節パーツを取り外す必要があるものの、パーツの差し替えなども一か所のみでまとまった変形になっています。

まず、ガンダムのブレードアンテナを変形時用の折りたたまれたものに差し替えます。

この際、アンテナ頭部のセンサー部分からも取り外す必要があるので、差し替え時には破損させないようやや注意が必要です。

次に機首部分になる胴体を垂直になるように起こし、胴体を腰を外して可変時用に再接続。

腕部は接続軸を取り外しつつシールドバインダーの向きを変えます。

バインダーの向きを変えた腕部を肩部の穴で本体に取り付けて、シールドバインダーを延長。

足首や尾翼の向きを整え、ギャプランモビルアーマー形態の完成です。

前後から。

専用のランナーレススタンドが付属するので飛行形態でのディスプレイが可能です。

背面から見た際、バーニアが進行方向に集中するので高速形態感があってめちゃくちゃかっこいいです。

胴体の腰が機首になり、バーニアが尾翼に、シールドバインダーは主砲っぽい感じになるのでしっかり航空機然としたフォルムを形成します。

旧フライルーでは後述の手持ち武器が機首下部に牽引出来たらしいのですが、スタンドの接続軸が3mm軸になったことでその仕様がオミットされてしまったようです。


ムーバブル・シールド・バインダー

両腕に接続されているシールド・銃身・ブースターの機能を備えた複合兵装です。

関節のポリキャップの保持が怪しくて、長時間前方に構えるようなポーズはけっこう苦しい感じ…

銃身の持ち手は引き起こして、握らせるようなポーズも取れます。


ロング・ブレード・ライフル

TRシリーズ独特の武装。

銃身の刃はGP01FBのビームジュッテのような使い方をするらしいです。

刀身はシルバーメタルで塗装してみました。

元のHGギャプランが武器を持たせることを想定した形状になっていないので、ポーズ付けがかなり厳しいのですが銃身が長くてかっこいいです。

ロングバレルを外すとビームピストル形態に。

ジム系のビームスプレーガンの系譜の感じるデザインです。


※おまけ

ビームサーベル

キット自体の付属品にビームサーベルはないのですが、ランナーの都合上で刀身がクリアーではない紺色一色のビームサーベルが付属します。

(造形が古すぎて余剰パーツ扱いになったんでしょうか…)

このパーツを使って、他キットのクリアー刃を流用してビームサーベルを作ってみました。

ギャプランのサーベル刃の色って黄色かピンクだった気がするのですが、

水星の魔女のキットでブルーの刃がめちゃくちゃ余ってたのでそれを使いました。

ちなみに元のサーベル自体、握手のサイズがあんまり合ってなくてポロりしがちです。

他キットから拝借したほうが早いかも知れません…


「HG 1/144 ギャプランTR-5「フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)」の紹介記事でした。

当初はフライルー・ラーII仕様にしようと思っていたのですが、フライルーを持っていなくて肩部分の組み立て方法がそもそも不明だったのでストレートに組んでみました。

今回は目立たなそうな部分は結構シールに頼ったりして、自分にしては結構サクっと組み立てたわりには出来が良くて気に入っています。

AOZのキットはアクアハンブラビに続いて2体目でしたが、相変わらず全然動かないけどデザインが秀逸で組み立てただけで満足感がありますね。

AOZ版ハイザックカスタムなども発表されたので今後の商品展開もとても楽しみです。

いずれはリーベンヴォルフやリハイゼなんかも出してほしいですね。

今はブラックナイトスコードルドラをダニエル機で仕上げています。

これも4月中には紹介出来るかなと。

あとは、ずっと欲しかったジムスナ2のWD仕様を譲ってもらいました!

これも部分塗装でぼちぼち仕上げようと考えています。


それではまた。

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