HG マイティーストライクフリーダムガンダム

▼キット情報

・HG 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダム

・発売日: 2024年05月25日



そしてそこに君が 必ず待っている
Freedom────



「HGCE 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダム」の紹介レビューです。

劇場版ガンダムSEED『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて放映開始まで存在が隠されていた新MS「マイティーストライクフリーダムガンダム」。

すっかりお馴染みになった機構「SEEDアクションシステム」を搭載し、劇場版サブスク公開のタイミングに合わせてHGで発売されました。

SNSで公開されたデザインを見たときは、武装マシマシのフリーダムにいよいよ日本刀まで持たせるのか…という驚きと、配色とデザインが好きだったドラグーンがなくなっていて、正直あまりかっこいいとは感じませんでした。

ただ、実際に本編を視聴してから改めて見るとかなり印象が変わり、またキットの造形が素晴らしかったこともあり今は普通に好きなモビルスーツになっています。


最速レビューとまではいきませんが、簡単なデカールと部分塗装のみでサクっと仕上げたので紹介していきます。


▼制作

バンダイの最新キットのフォーマットで、ポリキャップレスのKPS中心。

色分けはマイティーフリーダム等と異なり、SEED FREEDOMのキットとしてはかなり良い方だと思います。ウイングがほぼ真っ白なおかげですね。

ただ、専用のカラフルなライフルの色分けはほぼシール頼みになっています。

写真のものはけっこうノーマルな感じに見えますが、本体の白&黒部分以外はスプレー塗装しています。

他、頭部のセンサーとツインアイ以外のシール箇所を筆塗りで塗装しつつ、RGνガンダムのデカールをそれっぽく貼って半光沢で仕上げました。

今後、コンパスやファウンデーションのデカールも出てくれるといいですね。


良く見ると旧ストフリからけっこうデザインが変わっていて、頭部や肩・脚部など細部のデザインがより鋭利な印象になっています。

ライフルをマウントするためにレールガンが背面にスライドするプラモ泣かせのギミックもオミットされたみたいです。(あれは本当に謎だった)


関節とウイングの金色部分はタミヤスプレーの「メタルゴールド」で塗装しましたが、

今回の金色部分は「リアルメタリックグロスインジェクション」という新しいタイプの成型色になっていて、流石にメッキパーツの輝きには劣るものの、ABSパーツとは思えない綺麗な反射を伴うパーツになっていて驚きました。

簡単仕上げなら無理に塗装しなくてもこの成形色でいいのでは?と思えるくらいの美しさで、今後かなり期待できる新技術だと思いました。


▼デカール前の状態

白中心の機体ですが、各パーツの面が多くてパキッとした印象なので全然間延びした感じがなくてかっこいいです。

作ってるときに感じたかっこよさはHGキャリバーンに近いですね。


付属品やギミックを紹介します。


「プラウドディフェンダー」

コンパスで開発された、本来はライジングフリーダム用のウイングユニット装備。

本編では「ラクス・クライン」が搭乗しました。

プラウドディフェンダーを取り外した状態。

どうやらドラグーンを装備した新しいストフリ「ストライクフリーダムガンダム弐式」にプラウドディフェンダーが付いた状態が「マイティーストライクフリーダムガンダム」らしいです。

じゃあこの状態のフリーダムの呼称は一体…?

プラウドディフェンダーは機首の裏側に3mm軸があり単体でのディスプレイが可能。

ラクスとルルーシュアルバートが操縦していたシーンもあったので、こういう遊び方が出来るのも楽しいですね。

「ディフェンダー、発進どうぞ」

「エンゲージ!」

※いつものBGM

ちゃんと平手が付いてくるのも嬉しいですね。

プラウドディフェンダーの4枚の羽根はそれぞれ独立して展開。

またウイングを引き出すことでピンクのメタリックシール部分が露出します。

良く光を拾うので反射してかっこいい。

プラウドデフェンダー装着時に背面から。

武装マシマシでHGとは思えないボリューム感になっています。


「高エネルギービームライフル」

ストフリから継続されている専用のビームライフル。

前後に連結した長射程・高出力モードは差し替え無しで再現。

前述したように本キットで一番色が足りない箇所で、銃の青と赤のラインは全て塗装する必要があります。

一応シールが付いていますが、複数の面を覆わないといけないため見栄えもあまり良くないので出来れば塗装したい部分です。

特徴的な二丁拳銃形式のスタイル。

当時SEED DESTINYのOPでこれを見たときはけっこう新鮮でしたね。

2つの銃を連携して高出力モードに。

優れた可動範囲のおかげで両手持ちもバッチリです。


「フォランスアスタ レール砲」

サイドアーマーに装備されたレールガン、これもストフリから続投された武装。

ブラックナイツ側はビーム兵器を無効化するトンデモ技術「フェムテク装甲」が装備されているので、実弾兵器の本武装は結構印象的なシーンが多かったです。

二丁のライフルとレールガンを展開してハイマットフルバースト。

背中のインパルス砲やドラグーンがないので迫力は過去のフリーダムにちょっと劣りますね。


「ビームサーベル&ビームシールド」

近接戦闘用の内蔵兵器。

フリーダム系のキットではお馴染みではあるんですが、レールガンの上にカバー無しでセットするためポロりが本当にひどい…軸を太らせてもあまり解決しない形状なので、フリーダム系キットのネックだと思います。

ビームシールドのクリアパーツはよく光を拾うとてもキレイな素材になっています。

VガンのHGとかに付属してきたビームシールドは質感がショボかった記憶があるので、この辺のパーツもしっかり進化してるんだなと感動しました。

マイティー形態になってからはトンデモ兵器でやりたい放題していた印象が強いので、

あんまりビームサーベルの戦闘シーンが思い出せない…

フリーダムと言えば逆手二刀流のイメージ!(今回なかったですよね)


撮影し忘れてましたが、フリーダムのように二つのサーベルを連結させた両刃の状態にもできます。


「収束重核子ビーム砲ディスラプター」

マイティフリーダムのトンデモ追加兵器①

額に装備された超威力の高出力ビーム砲で、プラウドディフェンダーと合体することで使用できます。

流石にスケールの関係上、頭部アンテナ部分を展開することは難しく差し替えでの再現となります。

差し替え用パーツも黄色一色なのでシールでの再現です。

写真のものはシタデルとマーカーを併用してそれっぽく塗っています。

「キラ・ヤマト准将、ディスラプター使用を申請」
「総裁 ラクス・クライン、ディスラプター使用を承認します」


同じ家にいるのにLINEで会話するみたいな回りくどいシーン。


「対艦刀 フツノミタマ」

マイティフリーダムのトンデモ追加兵器②

プラウドディフェンダーが運んできた黒い刀身を持つMS用の太刀。

呼称的にどうやらオーブ製のようで、フェムテク装甲唯一の弱点である近接武器としてカルラ戦で活躍しました。

刃パーツはセミグロス風の仕上げになっていてリッチ感があります。

写真のものは刀身部分は塗装していません。

束の一番下部の部分は金色の塗装が必要ですが、まああまり気にならない部分です。

光沢を伴う黒い刀身がとてもかっこいいです。

突然日本刀が出てきたみたいな気持ちがありましたが、そもそもレッドフレームが"菊一文字"を持ってるのでまあいいのかな…

日本刀&ビームサーベルの二刀流。

マイフリ独自のスタイルですが、色合いがいいのか結構様になってるんですよね。


「僕は自分の手で未来を選ぶ!」



HG 1/144 マイティーストライクフリーダムガンダムの紹介でした。

シンプルにかっこいいライジングフリーダムと違って好みの別れるMSだと思うのですが、キットの方は映画の主役機ということもあり、造形は抜群にかっこよくまた刀身や金色の成形色などは挑戦的で、総合的にはとても気合の入った良い商品になってると思います。

不満点としてはやや首がグラつくのとサーベルのポロりくらいでしょうか。


あとは、ABSの関節部分のテンションがややキツく、全塗装する場合は調整しないとポキっと折れてしまいそうなのでそこは注意が必要そうです。


今月末にはインジャ弐式、年内にはカルラやデスティニーspecIIと次々と商品化されるのでとても楽しみです。

ズゴック(SEED FREEDOM)だけは絶対に買おうと思ってるのですが、これは前回のホビーショーで参考出展だったので発売は来年かな…

7月からですが、やりたいゲームがたくさん出てるので更新が一月滞るかもしれません。

先日MODEROIDの士魂号を全塗装で完成させたので、その記事はどこかでサッと更新出来ればと思っています。


それではまた。


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