「ガンダム、5機確認─────」
パズル感覚の簡単組み立てが特徴のEG(エントリーグレード)シリーズより、
1/144 EG ウイングガンダム の紹介レビューです。
EGのガンプラはここ数年ラーガンダム・ビルドストライクEXのような流用品、ストライクルージュのようなカラバリ商品が続いていましたが、
2025年では万博ガンダムに続いて今年30周年を迎える『新機動戦記ガンダムW』の前半主役機がラインナップに追加されました。
ウイングガンダムは、平成ガンダムの中でもけっこうカラフルで複雑なデザイン寄りなので、どうEGでキット化するか発表時から非常に楽しみにでした。
価格はνガンダムと同様の1100円でEGとしてはけっこう高めの価格設定ですが、色々思い切った仕様で面白かったので簡単に紹介していきます。
制作
過去のEGと同様ポリキャップレスのKPSオンリーのランナー構成。
シール等は付属しません。
記事のものは青色/黄色/緑発光部と関節/武装部分を塗装し、他設定上足りない色を筆塗りしています。
黄色部分は旧ウイング1/100シリーズのメッキパーツのイメージで、ゴールドに塗装してみました。
ちょっと設定カラーとは乖離しますが、ノスタルジックな気分になれて平成ガンダムを塗装する際にはついやってしまうんですよね…
簡単で組み立ててでこの胴体や肩が勝手に色分けされるのはかなり凄いです。
ツインアイとサーチアイの緑部分はグロス質感のパーツなんですが、黄緑色成分が強くちょっと薄い感じがするので塗ってあげた方がいいと思います。
(記事のものはガンダムマーカーEXのルミナスメタグリーンで塗装しています)
要塗装箇所
赤枠で囲った部分が要塗装箇所。
元デザインが割と複雑なので、細部は意外とカバーしきれてない部分があり、主に頭部のセンサーや脚部のインテークの黒部分を塗装する必要があります。
羽の赤色部分だけはモールドもダルいのでちょっと面倒かも知れません。
フェイス部分のアップ。
ツインアイはパーツ分けと陰影で再現するEGお約束の形式。
ですが。隙間を黒で塗ってあげるとより目元がクッキリするので良いと思います。
可動等はいつものEGと同じく、簡易的な関節構造なのであまり派手な動きは出来ません。
ただ、背中のウイングが可動するのでけっこう遊べる感じです。
お約束の腰部の3mm軸でアクションベースにも対応。
塗装しちゃってあるのですが、EGガンダムと比較。
ウイングが16m、ガンダムが18メートルなのですがほぼ同じ大きさなのでスケール感はわりと適当っぽいですね。
付属品やギミックを紹介します。
と言ってもEGなので非常にシンプルで、付属品はバスターライフルとシールドの2点のみ。
交換用の手首等もありません。
シールド、バスターライフルそれぞれで微妙に色が足りないため要塗装です。
バスターライフル
ウイングガンダムの主兵装。三発しか撃てない、凄まじい破壊力を備えたビーム砲。
ビームライフルと違って本体のエネルギーを使ってないようで、普通にエアリーズが撃ってるシーン等もありましたね。
バスターライフルを構えた状態。
手首が1パーツ構成なので、トリガー等はありません。
EGグレードの関節構造で長銃を両手持ちするのは厳しいのですが、
バスターライフルは片手撃ちする武器なのでEGとは相性良い機体なのかも知れません。
OPのラストカット風に。
せっかくの見せ場のオープニングで一体多でボコボコにされる謎のガンダム…
シールド
上図のような感じで、裏面にある軸を手首に握らせる方式です。
HGのように基部で回転させる等は出来ませんが、手首の向きや持たせる向きを逆にすれば意外と表情が付けられます。
※おまけ
以下、非付属品や取説に記載されてないギミックです。
ウイングのサーベルは"シールドの機首内部"というかなり複雑な収納部位なので、
再現されておらずまた過去のEGと異なりサーベルの柄も付属しません。
サーベルを再現する場合、EGの小さい手首でも持たせれられる細さの柄と緑色のビーム刃が必要になるので少し面倒です。
これはνガンダムやストライクと違って武器セットが出ることは無さそうなので、柄は付けておいて欲しかったかも…
バード形態
発売日からSNS等で話題になっていましたが、シールド側にバックパックへの接続軸、バスターライフルの接続穴があるため、実は再現度8割くらいの「バード形態」に変形することが出来ます。
わざわざギミックが用意されてるのに取説に書かれてないってあんまりないパターンなんですが、バスターライフルとシールドの接続径がけっこうギチギチで破損しそうな感じもあったので、あくまで自己責任で…という体なんでしょうか。
ライフル&シールドを接続し、腰を180°回転させて手首を外すとなんちゃってバード形態に。
腕部のかぎ爪の部分もなんちゃって再現なのですが、ウイングのバード形態は下から見るとシュールなのであまりそういう飾り方をしないので気にならないと思います。
EGは本体が軽いので、3mm軸とスタンドで飛行形態で飾るのも容易です。
これを説明書に載せてないのはちょっと勿体ないなというくらいのギミックです。
EGウイングガンダムの紹介レビューでした。
冒頭にも書きましたが、EGの新商品が数年間なくて寂しかったので久しぶりに新商品を出してくれたことに感謝ですね。
過去のEGはカラバリ・バリエーション以外はほとんど作っているので興味がある方はこちらもご覧ください。
ガンダム、ストライク、νガンダムとどんどんラインナップする機体のデザインが複雑化しているものの、無塗装で一定の色分けを再現!というコンセプトでクオリティラインを維持しているのはとても凄いと思いました。
ウイングの場合は過去のEGと違って武器セット等は出せないので、次はガンダムエクシアなんかを出してもらえると個人的には嬉しいですね。
次回の更新はプレバン限定のRG2.0 G3ガンダムの予定です。
武器セットも一緒に購入していたり…
それではまた。
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