▼キット情報
・旧キット 1/144 マゼラアタック
・発売日: 1982年5月
旧キットの1/144 マゼラアタックのレビューです。
友人が去年の誕生日にプレゼントしてくれたキットで、約一年ほど倉庫に眠っていましたが、前回記事のドダイをきっかけにようやく手を付けることが出来ました。
- キットのあれこれ
発売当時はまだ生まれてないので他レビューほど詳細な状況はわからないのですが、第一期ガンプラブームの中でもかなり後期に発売されたキットのようです。
MSでもMAでも宇宙戦艦でもない、戦車であるマゼラアタックがラインナップされているという状況から、当時のブームの凄さが垣間見えますね…
ちなみに、キットの箱や説明書には「ジオン軍地上攻撃用重戦車 マゼラ・アタック」と長々した名称が書かれていますが、バンダイの公式ページだとシンプルに「マゼラアタック」と言う商品名になっています。
- 制作
旧キットなので、接着必須&全パーツ単色…かと思いきや、何とキャタピラの履帯ベルトが専用のラバーパーツになっています。
車体に車輪をはめ込んだ後、タイヤを巻き込むようにして取り付けます。
HGのガンダンクの履帯はプラ製だったので普通に感動しました。
戦車のキットにおいてはけっこうメジャーな表現なのでしょうか(この辺りは詳しくないのでわかりません)
素組みだと↑のような感じです。(写真はキャノピー部分の塗装を始めちゃってますが…)
塗装が必要な個所は
- マゼラトップのキャノピー周辺とブースター
- マゼラベースの機銃
- マゼラベースのフロントライト
で、MSよりは全然少ないです。
成型色の緑がパッケージのイメージとは異なりますが、けっこう渋くてかっこいいので
足りない色を補うだけでも良さそうです。
メインカラーの緑はタミヤスプレーの 濃緑色 陸上自衛隊 と言うカラーを使用しました。
陸戦兵器っぽい色を…と思って適当に選んだのですがイメージに近くて良かったです。
マゼラトップのキャノピー部分はマスキングして塗装、インテークは説明書だと緑ですが金属感が欲しくてメタル系の色を選びました。車体のライトはガンダムマーカーのメタリックオレンジです。
他、持ち合わせのデカールをトップコート前に適当に貼ってます。(数字系のデカールは30MMのやつです、余りまくるので…)
塗装後、リアルタッチマーカーで目立つモールドをスミ入れし、つや消しトップコートを吹いて完成です。
★マゼラ・トップが分離したところ!
説明書のテンションの高さも旧キットの魅力。
説明書通りに組めばマゼラベースとマゼラトップに分離出来るのですが、接続軸があまりにも細く置いているだけ状態なのでここは接着して固定してしまいました。
- 以下適当に何枚か
■サイド
■リア
車体背面のハッチみたいなところに取り付ける、取っ手のようなパーツがあるのですが
接着するためのパーツ幅とガイドがあまりにも小さく、固定するのが困難だったのでオミットしています。
件のラバーパーツ。"戦車感"みたいな説得力が増してとてもかっこいいです。
ひっくり返して飾るものでもないので、底面のデティールがおまけ程度なのはしょうがないですね。
砲塔が上下に動くくらいしか可動部分がないので、単品だと眺めるくらいしかないんですが同スケールのキットと組み合わせる一気に楽しくなります。
ジオン軍の地上ジオラマで使われてるのも良く見かけるので、MSのスケール感を演出するのに欠かせないアイテムとして今後も一定の需要があり続けるキットじゃないかなと思います。
▼余談
マゼラアタックは宇宙世紀の通常兵器の中でもかなりメジャーな方で、当然EXモデル化されているんですが、こっちはデティールが細かすぎて現行のHGと組み合わせるのが結構苦しいんですよね…
リアルな戦車としてリファインされ過ぎてて、普通のキットと並べるのにかなり無理のある造形となっています。
RGのザクと並べて、辛うじて違和感がない感じ。
そもそもマゼラアタック自体が通常の戦車とはかけ離れたスケール感なので、リアルに近づける程どんどんボロが出てくる感じはあります。車体の大きさも作品によってころころ変わりますしね。
いっそのこと、ザクタンクの下半身に付いてる車両はマゼラアタックとは別物、みたいな設定にしちゃった方が楽なのでは…
ROBOT魂のマゼラアタックも昔持ってたのですが、これはけっこう開き直ってて、ザクと合体したりオリジナル形態を作ったりみたいな遊び方が出来て面白かったです。
次回はREのディジェになりそうです。
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