【HGUC】ガンダム5号機

▼キット情報

・HGUC 1/144 ガンダム5号機 (プレミアムバンダイ限定)

・発売日:2021年03月


「力なんて性能だけで決まりゃしない!!」



プレミアムバンダイの限定ガンプラ、HGUC ガンダム5号機の制作・紹介レビューです。


RX78-5"ガンダム5号機"は、PS2ソフト「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」に収録された外伝ストーリー「宇宙、閃光の果てに…」にて、プレイヤーが操作することになるMSです。

6号機と同様、元々M-MSVにて「赤い5番目のガンダム=5号機」と言う基本設定が存在しており、

それをベースにゲームの登場に合わせて新規のストーリーラインや現在のデザインが制定されました。

パイロットは第16独立戦隊「サラブレッド隊」のフォルド・ロムフェロー中尉。

一年戦争終結後は6号機のパイロットであるエイガー共々ティターンズに所属…と言う設定まで作り込まれています。

めぐりあい宇宙が出た当時は"一年戦争のMS"としてはオーパーツ過ぎる武装とデザインで、

4号機共々賛否あった記憶があります。


確かに、ガンダムと並べで見るとそのデティールの多さやカラフルさが引き立つのですが

MSV原画のイメージを残しつつ、野暮ったい印象を上手く取り除いているので、

MSのデザインとしては良く纏まっていて個人的にはかっこいいと思っています。


キットの方は"二次販売分"として2021年の5月に届いたもので、

当サイトで紹介してきた中では一番最新のキットになるかと思います。


現在は販売終了中ですが、次回の販売が決まり次第アナウンスがあると記載されています。


  • 制作

関節はマドロックとほぼ共通のパーツが使用されていました。

色分けもかなり成型色で頑張っているのですが、とは言え元デザインの複雑さ故に設定通りのカラーリングを再現するにはちょこちょこ塗装が必要になります。

主に本体各部の細かいイエローや、ガトリング砲やシールドと言った箇所の色が足りません。


▼前後から

RX78-2の基本を踏襲しつつも、各部にデティールが追加されたようなデザイン。

キットとしてはスラっとした脚や、頭部の大きめのツインアイが特徴的です。


また、キットは写真の「[Bst]形態」とゲーム序盤の「ノーマルモード」の二種類を組み換えで再現することが出来ます。

背中に「ジャイントガトリング」を牽引しつつ、腰には2つのプロペラントタンクが備えられており、非常にボリューム感のある背面となっています。

塗装作業としては、以下を中心に行いました。

  • 色が足りない箇所をシタデルカラーで筆塗り塗装
  • 手首や関節、バーニアをメタリックカラーでスプレー塗装
  • ビームライフル、ガトリングの砲身をメタルブラックでスプレー塗装


成型色が綺麗だったので、今回は塗装個所が少なめになっています。

上記の後、懐かしのGFF版を参考にデカールを施し、プレミアムトップコートの"半光沢"を吹いて完成です。


▼付属のホイルシール

ツインアイや頭頂部のセンサー等を補うホイルシールが付属。

大量の赤いシールがありますが、これはシールドの赤色を補う用です。

ペイルライダー(空間戦仕様)のランナーを流用しているようで、シールドは白一色でした。

設定通りの色分けに拘らなければ、付属シールのみでかなり見栄えが良くなると思います。


この他にも、「サラブレッド隊」の部隊章や「G05」などの専用のマーキングシールが付属します。

部隊章はキットには1つしか付属しないため、記事の作例では連邦軍用のデカールに付属しているものを使っています。




▼デカール前の状態


▼ノーマルモード

肩の追加ブースターと腰のプロペラントタンクを外すことで、ゲーム序盤の姿である「ノーマルモード」を再現することが出来ます。

追加ブースターはノーマルモード時の肩パーツがロック機構のようになっており、この機構のおかげで動かしていてポロポロ外れることもありません。

ただ、全塗装の場合はクリアランスや塗装剝がれの対策が必要になります。

この形態だと本体のシルエットがかなりRX78-2に近くなり、同型機の雰囲気が出てきます。


個人的にビジュアルは100点に近いキットなのですが

複数のキットからランナーを拝借して来てる関係で、銃器を持たせての可動や、装備の牽引に無理がある部分が幾つかありました。


その辺りも含めて、以下から紹介していきます。


  • 武装

「ハンド・ビーム・ガン」

前腕部に1問ずつ装備された内蔵火器。

キットでは塗り分けが必要ですが、しっかりとモールドがあるので塗装はしやすかったです。



「ハイパー・ビーム・ライフル」

4号機、5号機共通の専用ビームライフル。

ガンダムの物よりもやや大型化・複雑化したような感じで、ビームライフルの強化版であることが見て取れるデザイン。

最新のフォーマットのキットなので、ライフルの両手持ちもビシッと決まります。

ただ、スコープ部分の黄色がシールでの再現かつ、別パーツにもなっていないのでここだけ何か急に古いキットになった感じが…



ジャイアント・ガトリングガン

キットの一番の目玉である装備、ジャイアントガトリング。

6本の砲身を束ねた大型の銃身に、給弾ベルトを介してドラムガジンが接続されたかなり大型の兵装です。

サブグリップを左手で持つことで、安定した射撃ポーズを取らせることが出来ます。

(※この武装もペイルライダー流用とのこと)

ただこの「給弾ベルト」が非常に曲者で、動きが付けられるように軟質素材になってるのですが、長さが短めで遊びがなく、テンションも強いため

ベルトを接続すると ガトリングの方向が固定されてしまい、ポーズが非常に取らせ難くなります。

更に、給弾ベルト自体は腰の裏面に這わせるのですが、その際に他のパーツに触れまくるため、トップコートなどを吹いておかないと塗装剥がれの心配があります。

ここは完全にペイルライダーのガトリングをそのまま流用している弊害ですね…

後ろ側の黒いヘリウムコアも要塗装個所なので、こことの相性も悪いと思います。


とは言え、ガトリングを構えた際の迫力は1/144スケールとは思えないボリュームがあり、

前後左右どこから見てもとてもかっこいいです。

また、ガトリングを持たせる際ですが、左腕でサブグリップを握らせない方が、

砲身の角度が固定されないので飾るときの勝手が良いかも知れません。

※上の二枚は盾をそれっぽく沿えているだけの写真です

足首の接地が優秀なので、ガトリングを手に持った状態でも問題なく立つことが出来ます。



ビームサーベル

連邦軍MSの標準格闘兵装。5号機ではガンダムと同じく背面に2本装備。

キットにはクリアパーツのビーム刃が2本付属しています。


  • 以下、適当に何枚か

上半身の可動が優秀なのと、背負いものがたくさんあるので、浮遊感のあるポーズが良く似合います。


EGのG3ガンダムからハイパーバズーカを拝借。

設定ではバズーカも標準装備の一つで、漫画版や戦場の絆では使用していました。


ノーマルモード&装備。

シルエットはガンダムに近くなるものの、カラーリングは黒の配分が多くなるのでまた印象が変わる感じ。

セカンドロット二人組。

マドロックの異質さが際立つ…!



▼ラストシーン

「ルース、見てるかい?
これでいいんだよな、相棒───…」


▼余談

HGガンダム5号機の紹介でした。

ずっと欲しかったキットだったので、5月中旬に届いたキットを1月で組み、記事更新も翌月に行う…と言う自分史上の最高のスピード感となりました。

特に、撮影は間を空けるとズルズルと先延ばしにしてしまうので…

4号機の方もキットは届いてるのですが、流石にほぼカラバリキットを連続で作る気にはなれないので、次回の記事は5月の再販で入手した「HGヅダ」になると思います。


また、今月末には映画公開後初となる「HGクスィーガンダム」の再販もあるようなので、

同じく7月に発売される「閃光のハサウェイ用のデカール」と合わせて入手出来るよう頑張ってみます。


1~7号機のコンプリート自体は年内を目標に進めて行こうと思います。

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