【HGAC】ガンダムアスクレプオス

▼キット情報

・HGAC 1/144 ガンダムアスクレプオス

・発売日:2022年1月


「ユニットチェンジ…PXシステム発動!」


プレミアムバンダイの限定キット、

HGAC1/144 「ガンダムアスクレプオス」の紹介レビューです。


ガンダムアスクレプオスは「コミックボンボン」で連載されていた機動戦士ガンダムWの外伝作品「G-UNIT」と言う作品に登場するMSです。

機動戦士ガンダムWのTVシリーズと同様の時系列・世界観を持った作品であるため、キットのシリーズ名はAC(アフターコロニー)となっています。


連載当時はコミック限定の作品でありながら非常に立体化に恵まれており

このガンダムアスクレプオスを始め、主要なMSは1/144でキットが発売されていました。

それから20年以上の月日が経ち、

2019年に雑誌「ガンダムエース」にて「G-UNIT」の新シリーズが始まったのに合わせて

HGシリーズとして主要MSの新デザインの制定とキット化が始まりました。


青紫&金のクールなカラーリング、風格のある特徴的なシルエット、変形機構…など

小学生の時の自分はアスクレプオスが大好きだったので、今回のリメイクが発表されたときはめちゃくちゃ嬉しかったです。


制作

最新フォーマットのキットと言うことで色分けは非常に優秀。

特に、旧キットでは肩部分の金色が「全てホイルシール」だったのでこの辺は技術の進歩を感じます。

フェイス頬の黄色や、センサー・一部グレー部分の色が足りずシールで補う方式となっていました。

今回の記事のものでは以下の部分を塗装しています。

  • 黄色部分 ⇒ ゴールドとクリアオレンジで当時のホイルシールのメタリック感ぽく
  • 関節部分 ⇒ ガンメタとシルバーで金属っぽく
  • 各種センサー⇒  シールを併用しつつシタデルカラーで筆塗り

他、色が足りない箇所をシタデルカラーで適宜部分塗装しています。

デカールは「OZ用」または「ガンダムW用」と言ったものが発売されていなかったので

「RGデスティニーガンダム用」を中心に、他シリーズの水転写デカールを使ってそれっぽく貼りました。

機体各所の「02」や専用の「蛇使い座」のマークは付属しているシールを使用しました。

最後に「半光沢」のトップコートを吹いています。

最初にリデザイン版を見た時、旧キットにのグランゾンみたいな横長のシルエットが損なわれていてちょっと微妙かなと思ったんですが

これはこれで「ガンダムジェミナスの鹵獲感」が強まっているので段々とかっこよく見えてきた感じです。

とは言え、この細さは賛否両論な感じですね…



恒例のデカール前の状態



「変形機構」

キットの一番の特徴である「接近戦モード」への変形を紹介します。

頭部を外して背面のレドームユニットを被せ、肩ユニットを外して腕部を挟み込み

脚部のサイドアーマーをぐるっと逆向きにして…

水陸両用MSのようなシルエットの「接近戦モード」に変形!


肩アーマーがそのまま腕部ユニット&爪になるのは当時からのデザインですが、今回の新デザインでは新たに脚部のアーマーが変形に取り入れられています。

脚部のシルエットがより太くマッシブになるので、「異形感」と「格闘戦感」がより強まってガラッと印象が変わります。

肩アーマー改め腕部ユニットはポリキャップとリード線で保持されています。

ポロポロ落ちるとかはありませんが、元々けっこう無理のある変形なので保持力とかはかなり苦しめです。

とは言え、立たせてるだけでボリューム感があってとてもかっこいいです。


付属品の武装を紹介します。



「ビームソード」

肩アーマーの裏に内蔵されており、オレンジのビーム刃が付属します。

本キット唯一の不満点なのですが、

旧キットはガンダムエピオンのサーベルのような、刀身の太い強力そうなビーム刃が付属していたのですが、HGAC版では普通のビームサーベルと変わらないものとなっていました。

「ビームソード」は「ビームサーベル」とは明らかに違う武装のイメージだったのでけっこう残念でした…

ダラダラと不満を書いてしまったけど、サーベルがとても様になります。

左手は平手も付属します。




「ビームライフル」

今回のリデザインに当たって新たに設定に追加された専用武装。

背中の追加ユニットに牽引されている専用の二丁銃です。

バーニアを吹かすとビームライフルに熱風が当たりそうでかなり不安になる位置です。

今回のスマートな印象になったアスクレプオスに似合う、スタイリッシュな印象の武器で、

今後のゲームやアニメなどでの活躍シーンが楽しみになります。




「接近戦モード」

接近戦モード時の腕部には「ラピッドショット」という火器が内蔵されており、銃口もしっかり空いてます。

当時はパイロットが「クローキャノン!」と叫んで撃っていたような気もするのですが気のせいでしょう。

腕部の爪、「パイソンクロー」は少しだけ可動するので物をつかむような動きを付けることが出来ます。

ただ受け軸が細いのでガシガシ動かすのはちょっと怖いです。

背面からの雰囲気はかなり水陸両用イズムを感じますね。




「ボーナスパーツ」

商品紹介ページ等では特に紹介されていないのですが、共通パーツが多い関係で

ガンダムジェミナスの頭部パーツを丸々組むことができます。

なので…

コミックス3巻の「頭部を破壊された後のアスクレプオス」を再現!


これは原作ファンじゃないと謎の仕様ではあるんですが、きっちりこの形態で組めるようにしてくれたことに企画者の愛を感じました。

また、アスクレプオスの武装ではないものの、ジェミナスの「アクセラレートライフル」も丸々付属しているので色々組み替えて飾ることが出来ます。


  • 以下適当に何枚か

旧デザインだとMS形態に射撃武器がなかったので、ゲームや漫画だと腕だけ変形させてクローキャノンを撃ったりしてました。

接近戦モードはたまに"ズゴックガンダム"と言われていますが

ズゴックには肩がないのでどちらかというとズゴックEやハイゴッグの方がシルエットは近いと思います。


「間に合ったようだな…たのむぞアディン」



「2号機(アスクレプオス)… オデルか!?」


▼余談

HAGCガンダムアスクレプオスの紹介レビューでした。

もう20年以上大好きなガンダムタイプのMSだったので、デカールとか部分塗装の作業量もそこそこあったのですが、好きなMS補正で全然苦になりませんでした。


デザインの賛否はあると思いますが、キットの出来は素晴らしかったのでこのまま続いて

ガンダムグリープ、ハイドラガンダム、LOブースター辺りも是非出てほしいです。

ハイドラはけっこうディープな人気があるので争奪戦になりそうですが…


仕事が忙しかったりエルデンリングが楽しかったりで更新をサボってしまいましたが、プラモはちょこちょこやっていました。

次回は写真のRGズゴックの紹介になると思います。


それではまた

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