「こっちが本物のガンダムらしいが…これでおしまいだ!」
RG 1/144 量産型ズゴックの紹介レビューです。
本サイトでは初の紹介となる REAL GRADE(リアルグレード) のキットになります。
RGはスケール自体は小さめではあるものの「デザインの緻密な解釈に基づいた"リアル"なメカを膨大なパーツ数で再現する」と言うコンセプトで、ガンプラの中ではやや高級志向な位置づけのシリーズとなっています。
近年では転売が横行して話題になったRGジオングやRGHi-νといったUCの人気機体、
またはガンダムエクシアやデスティニーガンダムと言ったアナザーガンダムの主人公機のリリースが中心のシリーズになってしまったため、この量産型ズゴックは現在のRGのラインナップの中では異色の存在となっています。
RGシリーズの初期に一般販売されたRG 1/144 MSM-07S シャア専用ズゴックのカラバリキットとして、2015年にプレミアムバンダイで限定販売されました。
今回紹介するものは2021年の「RG人気アイテム特別再販」で入手したものです。
制作
RGシリーズはその圧倒的なパーツ数により、「塗装不要で組み立てるだけで設定通りのカラーリングを再現できる」と言うのが特徴の一つで、このズゴックにおいてもモノアイのみがシールです。
今回はそのまま成型色で組み立てても良かったのですが、細かい塗り分けが不要で塗装が楽そうだったので、以前作例で見つけてカッコいいと思ったカラーリングを取り入れてみました。
胴体の薄い青と腕部・脚部のジャバラ部分の色合いをそれぞれ変更し、より鮮やかで水中型っぽさを感じられるようなイメージにしてみました。
他、腕部のクローやジャバラのカバーなどをメタリック系のカラーで塗装しています。
付属のテトロンシールと市販のジオン軍用の水転写デカールを半々くらいで貼って、トップコートの「つや消し」で仕上げました。
水転写デカールに慣れてしまうと通常のシールは余白が気になってしまい中々使えませんね…
※デカール、トップコート前の状態
可動やギミックなどを紹介します。
頭頂部のカバーを外すとツマミがあり、これを回すことでモノアイを自由な角度で動かすことが出来ます。
ジオン系のキットでモノアイ可動はよくあるギミックですが、大体取り外しが面倒で一回遊んだらそのままになりがち。
本キットでは取り外しが簡単でツマミのテンションも丁度良く、気楽にモノアイを動かして遊ぶことが出来ます。
RG独自の仕様である「アドバンスドMSジョイント」と言う完成済のフレームにパーツを取り付けていく方式であるため、可動はちょっと癖があります。
パーツの中にあるフレーム本体を動かさないといけないので、パーツが破損しないように注意を払う必要があります。
接地が悪いわけではないんですが、頭部&胴体にギッシリパーツが詰まってるのでバランスは悪いです。
立たせてるとちょっとずつ後ろに傾いてきたりも…
専用のジョイントパーツを用いることで3mm軸のフライングベースに対応。
前述のようにあまりバランスが良くないのと水中型的なのもあって、ベースで飾るのが正解かもしれません。
バックパックのハイドロジェット機構や脚部裏のフィンなども再現されており、後ろから見たときの情報量はMGズゴックにも負けてないと思います。
水泳部好きには堪らないキットです。
HGと比較
手元にあったHGズゴックと比較してみました。
HGズゴックはわずか800円と言う価格でアニメのズゴックを完璧に再現している伝説のキットですが、並べてみるとRGでのアレンジの仕方が良く分かって面白いです。
腕部と脚部のジャバラ機構はカバーが付いてたりしてほぼ別物になっていますね。
RGの方は腕部の先端が更に90℃曲がる!(すごい)
前回に引き続き二連続で蟹みたいなMSを作ってしまった…
▼余談
RGズゴックの紹介でした。
RG自体が実は数年前にガンプラ再開してから一度も作ったことなくて、イメージが最初期のガンダムやザクの「パーツがポロポロしまくる大変なキット」のままだったんですが
ズゴックに関してはとても作りやすく時間もあまり掛からなくて楽しく出来ました。
冒頭でも少し書きましたが、昔RGの展開予定にグフやジムの企画ラフがあったと思うのですがその辺りは結局世に出ることはなくて、主人公機・ライバル機・アナザーガンダムのキットが出るシリーズになってしまったのは少し残念ですね…
まあ、多々買いする量産型とワンオフの主人公機ならどちらがRG向きかは明白なので仕方ないのですが。
(とは言え今のガンプラ入手戦争の時勢で多々買いなんて出来ませんが…^^;)
次回は、友人がプレゼントしてくれたHGガンダムピクシーの記事になると思います。
本体はもう完成していて、あとは写真撮影を残す状態です。
とある作品のカラーバリエーション&シーン再現用のサブメカ等も作ってて、
久しぶりに気合を入れたものになってますので早く公開できるよう頑張りたいと思います。
それではまた
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