HG アクア・バーザム ティターンズ仕様


「アクアユニット ドラムフレーム接続用意!!」


「HG アクア・ハンブラビII」の紹介記事の続きです。

こちらの記事では合体形態である「アクア・バーザム」の方を紹介します。


アクアバーザムは『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場するMSで、アクア・ハンブラビIIをティターンズの量産機のバーザムに装備した水陸両用形態です。

ジオン残党の海洋勢力を掃討する目的で開発された局地戦用機で、グリプス戦役中に開発されたものの、ティターンズが地球どころではない騒ぎになってしまったため実践投入されることがありませんでした。

作品本編ではこの青いティターンズカラーの機体ではなく、赤いレジオンカラーの鹵獲機がアリシア・ザビ親衛隊の所属機体として登場します。

設定からデザインまでかなり奇抜なこの合体形態を再現したキットを紹介します。


  • 制作

まず、アクアハンブラビと合体させるためにバーザム(AOZ)が必要になるので組みました。

プレバン限定キットで、一般販売されているHGUC版バーザムとはかなりデザインが異なっています。共通パーツもほとんどないようでした。

こちらも変形合体の必要があるため、色が足りない箇所の部分塗装のみとし大掛かりな塗装などは控えていますが、黄色部分は特に合体時に干渉しなそうだったのでゴールド&クリアーオレンジで塗装しちょっとアクセントになるようにしてみました。

他はアクアハンブラビと同じ感じでデカールとトップコートを施してます。

このバーザムもめちゃくちゃかっこいいんですよね…

合体されたら二度と分離させることなさそうなので写真に残しておきました。

次の再販機会があったらレジオン仕様は抑えとこうと思いました。



  • 合体 -バーザム側の準備-

それではアクアユニットをバーザムに装着していきます。

まず、バーザム側に準備が必要で「頭部の水中用ヘッドギア」への交換と「専用胸部パーツ」への差し替えが必要です。

胸部パーツの交換は中のフレームのパーツが若干削れたりするので、あまり頻繁に差し替えて遊ぶような作りにはなっていません。(説明書にも未組み立てのパーザムを用意してください、のような記載がありました)

この胸部、ケンプファーのような前方に突き出した曲面でめちゃくちゃかっこいいんですよね…フォルムが大きく変わって一気に水中専用感が出ます。

また、赤矢印部分は塗装が必要です。白色の箇所は一応シールが付いてますが角度が付いてるのでシールだと見栄えがあまり良くないかも…

水中用ヘッドギアは二重構造なのですが、内側のパーツの口元がシュノーケルみたいになっててかなり凝った作り。

MSにシュノーケルが必要なのかみたいな疑問はあるのですが、水中型ガンダムとかアクアジムにもそれっぽいパーツがあるので、連邦軍水泳部のラインを感じられるのは熱いですね。

頭部と胸部ユニットを交換し、バーザムの腰リアアーマーを外してアクアハンブラビ側のドラムフレームを取り付けたらバーザム側の準備は完了です。


  • 合体 -アクアユニットの取り付け-

前回の記事で、ユニットごとにバラしたパーツを取り付けていきます。

ハイドロジェットを一基股間部分に取り付け、機首とテールスタビライザーを背中のドラムフレームに取り付けます。

テールスタビライザーは位置的に尻尾のような感じに。

アーム付きの機首の両側の装甲をショルダーユニットとして被せつつ、先ほどの機首のパーツに接続。

そして左右のショルダーユニットの上に残り二基のハイドロジェットを取り付けます。

ここは接続軸がかなり浅くて外れやすかったので、軸を太らせました。

(他のレビューサイト様では特に書かれてなかったので個体差かも…)

最後に、ショルダーユニットから伸びていたアームの向きを調整し、シールドブースターを接続して…

アクア・バーザムの完成です!

右下のコアユニットや細かい接続軸などが5~6個数ほど余るんですが、とは言えあの異形のメカがちゃんとMSにくっ付いてちゃんとしたメカになるのは本当に感動しました。

人型と非人型メカの合体でかっこいいシルエットになるこの感じ、アムドライバー(コナミが売ってた伝説の玩具シリーズ。武装神姫のお兄ちゃん)を髣髴とさせますね…

背中に腰に色々付きまくりで不安になるシルエットではありますが、意外なことに元のバーザムの足首が強いのとテールスタビライザーが第三の支えになり、一応立つことは可能です。

とは言え全身KPSの塊なので、スタンドが何かを使っておいた方が無難かと。

余談ですが、この機体は水陸両用の汎用機らしく本編を見たら普通に陸で二足歩行していて笑ってしまいました。

組み立ても合体も物凄い時間を食って苦戦したキットだったのですが、合体形態の迫力は圧巻でHGとは思えない密度です。

どこから見ても情報量が多くてかなり満足感があります。


可動や武装などを紹介します。

顔は大型のヘッドギアのせいで横を向くことが出来ず、腰はドラフムレームとガッチリ固定されているので左右へのポーズを付けることがほぼ出来ません。

腕はショルダーユニットのせいで上げることが出来ず、横に動かそうとすると今度はシールドブースターと干渉する…という中々難儀な構造。

自由に動かせるのは腕部の肘から下と足、そしてシールドブースターとそのアーム…という感じになっています。

上記した箇所を目いっぱい動かしてポージングしてみました。

シールドブースターや脚部で進行方向をイメージした、水中戦っぽい遊泳イメージはなんとか出せる感じです。


「バハルライフル」

マラサイやガブスレイなどのティターンズ製MSが装備している「フェダーインライフル」に4本のハープーンを装備した独特な武装です。

説明書には記載されてなかったのですが、通常のフェダーインライフルのように後部にビームサーベルの刃を取り付けることが出来るようになってました。

ちょっと無理矢理ですが、両手持ちをさせると長槍のようになってかっこいいです。


「ビームサーベル」

バーザムの腕部裏に装備されてる装備をそのまま流用。

わずかな可動部分を使っての精一杯のポージングです(涙


「ハンド・アンカー」

アクアハンブラビ側の武装。

同じように付属のリード線で飛ばしたりして遊べます。

「大型巡航ミサイル」

アクアハンブラビの部分で紹介し損ねたんですが、シールドブースターに大型ミサイルが内蔵されており、ハッチを開放してミサイルを露出させるギミックがあります。

ミサイル自体はシールドブースターと一体成型で取り外し不可でやや微妙な作り。

このギミックに後から気づいたんで、ミサイルを塗り分けるのを忘れてしまいました…

本キット唯一の心残りです。


以下適当に何枚か

キットのやや斜め上から見るとボリューム感があって一番かっこいいですね。

貴重な連邦軍水泳部の追加に喜ぶ鹵獲アッガイ


「HG 1/144 アクア・ハンブラビII 」と「アクアバーザム」の紹介でした。

長いことガンプラを嗜んでいながら、AOZの新しめのキットは初めてだったんですが、デザインと変形合体の遊びを両立させた作りに感動しました。

プレバン限定で毎年新商品が追加されていますが、それも納得のシリーズだなと思わせる出来でした。レジオン仕様のバーザムは次の再販があったら購入しよいと思います。

また、来年2月発送のインレ版のフライルーも予約したので、そちらを作るのも楽しみです。

今はまたやりかけのキットが多いのですが、2023年最後のキットとしてHGのジム3を作ってます。

ガンダムベース限定の「ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」に同梱されていたもので、丁寧に仕上げてあげようと思っています。

あとはHGマックスターも完成させているので次回はその辺の紹介予定です。

それではまた

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