プレミアムバンダイ限定キット、「HGアクア・ハンブラビII ティターンズ仕様 (A.O.Z RE-BOOT版)」の紹介レビューです。
アクアハンブラビIIはメカデザイナー「藤岡建機」氏による機動戦士Zガンダムの外伝『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場するモビルアーマーです。
MSの「ハンブラビ」とは設定的な関りは浅く、装着したMSに"水中用モビルスーツ"としての機能を持たせる、言わば"水中専用のGアーマー"のような機体らしいです。
水中用メカが大好きな自分はデザインに一目惚れして購入しました。
組むにあたって作品本編を追ってみたのですが、本編に登場するのは赤色のレジオンカラー(火星を拠点とするジオン残党軍)の機体で、こちらのティターンズカラーの機体は設定だけの存在のようです。
また、商品名の時点で何だかわけわからないことになってるのですが、本キットは同じくプレミアムバンダイ限定キットの「HG 1/144 バーザム(A.O.Z RE-BOOT版)」に装着可能な拡張用パーツキットという側面が強く、上記の2つを組み合わせることで「アクア・バーザム」を再現できる…という販売方法になっています。
とはいえ、本キット自体は3000円超えのかなりのボリュームのあるキットなので、
2つの記事で「アクアハンブラビ」と合体形態の「アクアバーザム」をそれぞれ紹介したいと思います。
アクアバーザムの紹介レビューを見たい方はこちらの記事へどうぞ。
制作
変形合体が前提のキットというのがあったので、塗装などは足りない色を補う最小限にして、スミ入れ・デカール・トップコートを行いました。
また、下部に牽引されている武装の「バハルライフル」のみはアクアバーザム時に手持ち武器になるためガンメタル系で塗装し、デカールは付属のシールと市販のAOZ用のものを使用しています。
ランナー構成は全部新規というわけではなく、過去のAOZ系キットのランナーを大幅に流用する構成になっていました。
赤色で囲った部分が要塗装箇所です。
・機首?の目のようなグリーン
・水中用シールド・ブースターの小型ミサイル
・ハイドロユニットスラスターの周囲
どれもシールで補うことは出来ますが、ハイドロユニットのスラスター部分は「アクアハンブラビ」と「アクアバーザム」で色が違う設定らしく、「オレンジ」と「赤」のシールを選んで使用します。とはいえ白色でパーツ分けはされてるので、無理にシールを使わなくても見栄えは良さそうかも。
最初デザインを見たとき、かなり「どこがハンブラビやねん」くらいのことを思っていたのですが、真上から見たときのちょっとエイっぽい感じは確かにハンブラビのMA形態っぽいかも…?
(ハンブラビとは同型機ではなく、形態と機構をフィードバックしたみたいな設定らしいです)
付属品や合体以外のギミックを紹介します。
水星の魔女のキットなどに良く見られる「ランナーレススタンド」と専用武器「バハルライフル」が付属します。
一応スタンドなしでも自立するんですが、水中用っぽく飾るにはスタンド必須ですね。
「バハルライフル」
フェダーインライフルに水中用のハープーンが取り付けられた専用武装。
機体下部のアームに接続して牽引します。
このアーム自体保持力が緩いのでけっこうだるんとなってしまいます…
ランナーレススタンドと組み合わせると水中の三次元的なディスプレイが出来てけっこうかっこいいです。
「ハンド・アンカー」
連邦軍水中用MSではお約束の武装、クロー付のハンドアンカー。
アクアジムや水中型ガンダムにも装備されている、個人的に大好きな見た目の武装です。
機首の両側のアクアユニットに1つずつ装備。
クローを展開したりリード線で射出状態にしたりと中々に遊べます。
ジオンの海洋戦力を掃討せよ!
水泳部の戦闘シーンの妄想が捗りますね。
本体はそれぞれでユニット化されていて、かなり細かくバラせるようになっています。
これらをMSに装着して水中機体に変更する…という設定を上手いことキットに落とし込んでると思いました。
ミキシングのパーツにも良さそうですね。
機首の後ろ側についているコアファイターみたいなやつがMSとの合体時には余るようになってます。
「フルトドII」にも同様のパーツがあるみたいなので、恐らくここにパイロットが搭乗しているのかなと。
「HG 1/144 アクア・ハンブラビII ティターンズ仕様 (A.O.Z RE-BOOT版)」の紹介レビューでした。
初のAOZのキットだったのですが、何よりデザインが秀逸でめちゃくちゃかっこよくて楽しみながら組めました。
複雑な合体変形をしている割には、フレームや接続軸などもしっかりしていてポロリなども少なく、良く考えられているなと思いました。
(とはいえ全箇所KPSなのでクスィーガンダムなどの新しめの大型キットと同じく、経年劣化が怖いところではあります)
キットの目玉であるバーザムとの合体形態の紹介はこちらからどうぞ。
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