30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ARQUEBUS ADD VE-40A オープンフェイス

▼キット情報

・30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ARQUEBUS ADD VE-40A オープンフェイス

・発売日:2025年09月20日


「寄せ集め各位、統率を欠かないように」


30MM ARMORED CORE VIより「ARQUEBUS ADD VE-40A オープンフェイス」の紹介レビューです。

AC6で唯一の重量2脚タイプの機体で、ヴェスパー部隊の第二隊長「V.Ⅱスネイル」が搭乗。

本編ではアリーナ以外でも、シナリオの中で主人公と共闘・対決することや、スネイルのキャラクター性もありとても印象的な機体です。

キットの方は左肩のプラズマミサイル以外は全て新規造形で、特徴的な武装「スタンニードルランチャー」や「レーザーランス」も付属する超大型のキットになっています。


※10/14追記

本レビュー記事内の「スタンニードルランチャー」ですが、砲身後部のアンテナパーツを付け忘れることに後で気づきました・・・すいません!


▼制作

30MMシリーズ恒例の、全パーツKPS製でポリパーツ等はなし。

この巨体をプラパーツのみで支えられるのか不安でしたが、大きいパーツが多いため見た目ほどの重量はなく、またパーツ間の組み合わせも硬めなので、しっかりと立たせたり動かすことが出来ます。

ただ、腕部や腰はボールジョイントなので経年劣化や摩耗でクタクタになりそうな印象はあります

武装無しで前後から。

横長でボリューム感満載の胴体&脚の組み合わせで、武装無しでも凄まじい存在があります。

スカート状に広がったドムのような脚部ですが、足首は動物を思わせる三つ又形状になっていました。

ゲーム中には気付かなかった発見があるのもこういうキットの楽しみ方ですね。

ブースターや脚部のフィン等のグレーのパーツはシルバーメタルで塗装し、他赤色の発光部分等の色が足りないので塗装しています。


また、30MMのAC系に言えることなのですが、パッケージCGや完成見本ではなく"ゲーム本編"のカラーリング再現に拘る場合には結構塗装が大変かも知れません。

(本編のオープンフェイスは武装が全て本体と同じツートンカラーになっています)

基本は完成見本準拠で仕上げていますが、印象的な頭部パーツだけはゲーム本編のカラーパターン準拠で塗装しています。

過去の30MM AC6シリーズと同様、関節の引き出し機構や二重関節等がないため可動は最低限。

特に足回りは上記画像くらいの可動が限界で、スタンド無しではあまり派手なポーズは出来ません。



恒例の機体エンブレムのマーキングシールも付属、記事のものでは左肩前部分に貼ってみました。

シリーズ最初のラインナップ、ナイトフォールとサイズ比較。

実は本体の全高自体はそんなに変わらないのですが、武装込みでの全高や横幅のボリューム感を含めると1.5倍近い差を感じます。


ギミックや付属を紹介します。


「付属品一覧」

武装は本編でオープンフェイスが装備していた以下の4種類が付属します。

  • 「VP-66EG」 → スタンガン
  • 「VE-67LLA」 → レーザーランス
  • 「VE-60SNA」 → スタンニードルランチャー
  • 「Vvc-70VPM」 → プラズマミサイル

他、レーザーランス「VE-67LLA」用のエフェクトパーツとアクションベース接続用のパーツが付属します。

アクションベース接続用パーツは30MMシリーズで初の試みで、腰部を"3mm穴無し"の接続パーツに差し替えることが出来ます。

外観重視の人には嬉しいパーツかと思いますが、差し替え自体は気軽には出来ない感じで少し面倒でした。

アクションベースを使って飛行シーン・ブースト移動を再現出来ますが、3mm軸でこの機体サイズを飾るのは結構厳しそうでした。

軸が負けたりグラついたりしてたので、一次的なポーズ以外では立たせて飾っておくのが無難そうです。

付属品の装備を全て取り付けた状態。

余談ですが、共闘ミッションの「アイスワーム撃破」では主人公がスタンニードルランチャーを装備しているため代わりにレーザーショットガンを背負ってたり、右腕がレーザーライフルだったりと本装備と差異があったりします。

本体に加えて、武装も巨大なため撮影ブースに収まりきらない圧倒のサイズ感…



「VP-66EG」

ゲームカテゴリ「スタンガン」の唯一の武装。

ハンドガンのような小型サイズですが、3パーツ構成ながらモールドが細かくしっかり本編のイメージになっています。

また、スティールヘイズ等に付属するウェポンハンガーにも対応しているようです。

大型の機体でありながら、右手の主兵装がデバフ系の小型武器…というアンバランスさにキャラクター性出ていて、本機を象徴するとても好きな組み合わせ。


「VE-67LLA」

格闘武装の中でも最重量を誇る「レーザーランス」にカテゴライズされる武器。

本編では"チャージ攻撃"が可能で、その際には武器側の多数のブースターも起動する非常に派手な武装です。

ナイトフォールの「パイルバンカー」も巨大でしたが、それに劣らないサイズ感。

流石に起動時の展開ギミックは再現されず、格納状態/展開状態の両パーツが付属する形式です。

展開状態に刺突エフェクトパーツを差し込むことで、レーザーランスの攻撃状態を再現。



全体的にパーツ間のテンションな本キットでも硬めですが、この状態での保持は若干怪しくなります。

アクションベースとの組み合わせで展開状態の突進シーンを再現!

腰のひねりと腕部の向き次第で一応刺突っぽい感じにはなります。


「VE-60SNA」

本キットの目玉武装「スタンニードルランチャー」。

本編では「アーキバス」がアイスワーム撃破のため合同作戦に提供した新兵器で、アイスワーム戦以降はオープンフェイスに装備されます。

ゲーム内では積載時には折りたたまれており、発射時に砲身が展開されるのですが、スケールとギミックの煩雑さ故かその辺は丸ごとオミット。

レーザーランスと異なり、収納状態は付属しないやや思い切った仕様になっています。

機体の全長に迫るほどの長銃身を持つ、特徴的なデザイン。

ゲーム内ではその性能もさることながら、発射時の稲妻エフェクト&排莢アニメーション付で、演出面でも印象に残る武器でした。

記事のものはアンテナ・砲身等でそれっぽく色を分けていますが、成型色のグレー単色でもモールドが非常に細かいのでそこまで間延びした印象にはならないと思います。


「Vvc-70VPM」

左肩のプラズマミサイル。

特にギミック等はなく、WEAPON SET 01 に付属しているのと全く同じですが右肩武装として組むことは出来ません。


アセンブル

30MM AC6シリーズとして、アイテム同士で本編と同じくアセンブルが可能です。

パーツ単位での組み換えを撮影し忘れてしまい、武装の組み換えのみなのですがご容赦ください。

ウェポンセットを使用して、両肩をプラズマミサイルにしつつ、右腕をレーザーライフルに。

だいぶ重量に余裕がありそうな感じに…

長銃のダブルトリガーにしたり、レーザーダガーを装備したり。

大型の武装が無くなるとけっこう印象が変わりますね。


621&スタンニードルランチャー、アイスワーム戦の主人公イメージで。

普通の二脚&プラパーツの摩耗もあってけっこう支えるのが大変でした。


「G13!アーキバスが大金を注ぎ込んだ贅沢な専用武装をお見舞いしてやれ!」



以下適当に撮影したもの


「30MM ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON ARQUEBUS ADD VE-40A オープンフェイス」の紹介レビューでした。


最初に30MMの生放送で本キットのサンプルを見たとき、このサイズ感ではまともに遊べないのでは…と思っていたのですが、造形的に割り切った作り・思い切った仕様で「そこそこ動いて・ちゃんとかっこいい」という絶妙な落としどころでになっています。

色分け等も本編の完全再現等に拘らないのであれば、頭部の赤色のセンサーを塗るだけでいい感じになるので、ゲームファンの方にも取っ付きやすいキットだと思います。


来年には同じくヴェスパー部隊の「ロックスミス」の発売も決まったのでとても楽しみです。


次回の更新は未定ですが、30MFも遂にコンテストが来たのでこちらにも参加したいです。

それではまた

青けりゃだいたい好き

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