「さて、来てもらおうか…」
HGUC、1/144 「ギャン(REVIVE版)」の紹介レビューです。
ギャンは「機動戦士ガンダム」に登場するジオン軍のMSです。
西洋騎士の甲冑を思わせるような独特な外観を持った機体で、本編では「マ・クベ大佐」の専用機として登場。
ガンダムをテキサス・コロニーに誘い込み、激しい近接戦闘を繰り広げました。
搭乗話数はわずか一話のみですが、
シールドに内蔵された専用の武装でガンダムを追い込んだり、フェンシングのような独特な剣撃を披露したり…など少ない出番ながら本編でも印象に残るMSとなっています。
ちなみに、劇場版では尺の関係で登場しません。
キットの方はギャン自体は最初期のHGでキットされており、2016年にリバイヴ版としてリニューアルされたものです。
ガンダムやガンキャノンなど、リバイヴ版はプロポーションのアレンジで賛否が分かれることが多いのですが
このギャンに関してはモールドなどは増えつつもかなりマッチョな感じでかっこいいと思います。
- 制作
キットの色分けは非常に優秀で、モノアイとコクピットハッチの明るいグレーのみシール。
他は成型色で再現されています。
腰の前後にもグレーの裏打ち用パーツがあって完璧な色分けとなっていました。
本体の濃青やグレーの関節・バックパックなどをスプレー塗装し、トップコートは同じくツィマッド製のヅダに合わせて「つや消し」を使用。
デカールはガンダムデカールのツィマッド社用の物やHJのラインデカールをうるさくならない程度に貼っています。
いつものデカール前の状態。
ギャンは騎士っぽいのでメタリックや光沢で表現するアプローチが多いですが、個人的には曲面が多いメカはつや消しで仕上げたくなります。
ギミックや武装を紹介します。
- 腕部の可動
キットの目玉である独特な刺突ポーズを再現する複数のギミックがあります。
通常の手首の他に、可動軸を設けた専用の手首 が付属します。
この手首によってビームサーベルの角度をより自由に調整することができます。
更に、肩部分のボールジョイントが上側にスライドするようになっており、肩をほぼ直角まで上げることができます。
通常のHGと並べると、その効果が良く分かると思います。
「ビームサーベル」
ギャン専用の、レイピアを思わせるような持ち手が付いたサーベル。
ちょっと幅広な黄色のビーム刃が付属します。
上記した手首と肩の可動により、
通常のキットでは難しいような斬撃ポーズを取らせることが出来ます。
設地はイマイチなので、ディスプレイベースの方がポージングが捗ると思います。
「ミサイルシールド」
ギャン専用のシールド。
MSには珍しいラウンドシールド風の形状をしていて、射撃武器の「ニードルミサイル」や浮遊機雷の「ハイド・ボンプ」が内蔵されています。
盾にこんなに火器を仕込んで誘爆しないんだろうか…
また、シールドのグリップには持ち方を変えられる可動軸が仕込まれていて
盾を前面に向けるような発射ポーズを取ることが出来ます。
旧HGは盾から射出された状態のハイドボンプが付属してましたね。
「もう剣を退け!汚い手しか使えないお前はパワー負けしている!」
HGギャン(リバイヴ版)の紹介でした。
「新しめの1stガンダムのキット」と言う一番作業がしやすいタイプだったので、塗装やデカールを交えても2~3週間くらいで特にストレスなく完成しました。
付属品が少ない分、見た目以上に色々ギミックが仕込まれてて楽しいキットになっていると思います。
ただ、昔は量販店にだいたい置いてあるキットだったけど、最近は再販日以外ではすっかり見なくなったキットの一つでもあります…
(今回のキットはジオの再販に合わせてガンダムベースで入手したもの)
今は旧キットのザクレロを組んだり、HGのガンタンクをちょっとずつやったりしてます。
やってるネトゲの大型アップデートがあるので、これが年内最後の記事になるかも知れません…
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