「ウサギ狩りか…!」
HGUC、1/144 「ザクI 黒い三連星仕様」の紹介レビューです。
本キットは「機動戦士ガンダム」に登場する「ザクI(旧ザク) 」 のカラーバリエーションキットです。
"黒い三連星が初期に搭乗していた旧ザク" と言う設定自体はかなり昔からあり、MG・HG共にキット化されていたものの、長らく映像の機会に恵まれていませんでした。
THE ORIGIN の映像化に伴い、数十年の時を超えようやく活躍シーンが描かれることになりました。
(とは言え、その際は微妙にデザイン変更が入っています)
キットの方は現在も再販されているのですが、人気の一年戦争系HGということもあり中々店頭ではお目にかかれない商品です。
(今回紹介しているものは、友人の実家で眠っていた貴重な赤バンダイ製のものを譲ってもらいました)
制作
一年戦争系の機体らしく、造形がシンプルなため組み立てるだけでほぼ色分けが再現できます。
今回はABSの関節部分と脚部の白部分以外をカラースプレーで塗装しました。
最近ハマってる手軽な仕上げ方法で、全塗装とまではいかなくても1~2カラーを塗装することでプラの透過率が抑えられて見栄えが良くなるので気に入っています。
モノアイのみ付属のシールをガンダムマーカーでメタリックに塗装して使用し、
他、いつものように市販のデカールを貼りつつトップコートの「光沢」で仕上げました。
デカールにはガイア機のイメージで「03」と「大尉」のジオン階級章を入れています。
↑の赤枠が唯一塗分けが必要な個所(ベースキットの旧ザクとカラーパターンが異なるため)
ここはシタデルカラーのブラックで塗分けました。
シタデルだと質感が完全にマットになってしまうので、仕上げのトップコートで調整しました。
▼フル装備状態
本キットの魅力の一つである豊富な付属品をフル装備した状態です。
マシンガン、バズーカ、スパイクシールド、シュツルムファウスト、バズーカラック、ヒートホークが付属します。
とても1000円のキットとは思えない・・・
ベースキットの旧ザクの優秀な腕部の可動をそのまま引き継いでいるので、
ポーズも付けもかなり楽しめます。
頭部パーツの裏側にあるツマミを動かしてモノアイの角度を少しだけ変えることが出来ます。
▼デカール前の状態
恒例のやつ。光沢ありのブラックを使用したので久しぶりの光沢仕上げでした。
肩がツルツルすぎて撮影してる自分が写ってますね・・・
付属品を紹介します。めちゃくちゃ点数多めです。
「ザクマシンガン」
ザクタイプの標準兵装火器です。
旧ザク仕様はマガジンが側面に付いていて微妙にザクの物とは形状が異なっています。
腕部の引き出し構造があるため両手持ちがビシッと決まります。
スコープ部分はシールが付属。(写真のものは塗装しています)
ディスプレイベースと合わせて。接続軸は3mm軸です。
「ザク・バズーカ」
旧ザクが使用する大型火器。
これもマシンガンと同様、ザクのものと微妙にデザインが異なります。
排気口や銃口がシンプルでちょっと頼りない感じ。ゲームなどでは「初期型ザクバズーカ」などの呼称だったりします。
バズーカ用の角度が付いた専用手首と、肩に掛けるバズーカラックが付属しています。
ぽんと載せるだけでなくバックパックとチューブ風のパーツで接続されるため、情報量が増えて結構かっこいいです。
左の平手も付属するため、肩で担ぐようなポーズも取れます。
「ヒートホーク」
ザク用の格闘兵装です。通常時は腰部にマウントしています。
ヒートホーク本体は1パーツのみで抜かれているシンプルな構造で、色もグレーの単色となっています。
設定通りのカラーリングにする場合はほぼ全部塗り分けてあげないといけません。
(→はヅタのもの)
手首の径に対してヒートホークの軸が細すぎるため、持たせる角度に気を付けないとポロリします。
「スパイクシールド」
ザクの右肩のシールドを流用した、手持ちの近接兵装です。
裏側にシュツルムファウストをマウント可能。
適度にモールドの入ったグレーの裏打ちパーツもあり、とても見栄えがいいです。
安全基準でスパイクシールドの先端はちょっと怠い感じなので、
全塗装するなら先端は鋭利に削ったらより見栄えが良くなるかも知れません。
以下、適当に何枚か
月面の海を制する、黒き三連星────────
同じくらい付属品マシマシのHGヅダと。
どの武装もかっこいいけど、やはり付属品を全部載せしたときのボリューム感が最高ですね
▼余談
HGUCザクI (黒い三連星仕様)の紹介でした。
古いキットなので合わせ目が目立つ部分もあり、付属品もそこそこに仕上げようと思ったらけっこう時間かかりました。
とは言え「旧ザク」の造形としては百点満点で、豊富な装備品をどうやって持たせようかと考えながら遊んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう、とてもプレイバリューの高いキットです。
こんなに遊べるキットが1000円ちょいで変えていた時代に軽く戦慄しました。
やや古めのHGですが再販で見かけることがあれば購入して損はないと思います。
次回は、HGジム改をイグルーに出てきた「ジム後期型」仕様で作っているので多分その紹介になると思います。
ただ、組み立てたきり紹介してない旧キットとかがあるので、その辺の記事になるかも。
(予定は未定)
それではまた
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