【HGUC】ケンプファー

▼キット情報

・HGUC 1/144 ケンプファー

・発売日:2008年08月


「ががが、学校が・・・!!」



HGUC、1/144 「ケンプファー」の紹介レビューです。


ケンプファーは一年戦争を舞台にしたOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するジオン軍の試作MSです。


同作品に登場するザク改やハイゴッグ等と異なりベースデザインを持たないオリジナルのMSで、フルカウルのバイクやスポーツカーを思わせるような流線型のスタイルが特徴。

ややコミカルというか愛嬌のあるザクやドムなどは一線を画すそのメカデザインと、本編での連邦軍のMSを次々と撃破する活躍シーンも相まって非常に人気の高いモビルスーツです。

一年戦争後期のMSという性質とアニメ本編での印象から「高性能なMS」というイメージを抱かれがちなのですが、

実設定的には前面からの被弾以外を全く考えられていない”動く火薬庫"というようなモビルスーツで、実際にキットを組んでみると装甲の少なさや露出している多数のバーニアなどからその辺りの設定を感じ取れるようになっています。


キットの方はそこそこ古めで2008年発売。

人気の高いMSなので再販頻度も高く、わりとHGUCの中ではお目にかかりやすい方かと思います。

今回紹介しているものは一昨年のクリスマス(2020 12月)に購入したものを組んでみました。


  • 制作

成形色は青、グレー、濃いめのグレーの三種類。

他、グレーのABSパーツがあります。

青色は鮮やかで綺麗だったのですが重厚感がなかったのでタミヤの「マイカブルー」で塗装しました。

他、設定のカラーリングとは異なるのですがバイクのエンジンやマフラーのイメージで、肩部カバー、ブースターなどをシルバーで塗装しています。

ABSの関節はパーツ割れが心配だったのとほぼ目立たない個所だったので、塗装せず成型色のままにしました。


武装を全部取り外した状態。

前述のようにザクなどと異なり腰部分の装甲がなかったり、背面はバーニアや動力が丸出しだったりと設定を裏付けるようなデザインであることがわかります。

モノアイはシールで、付属のシールをガンダムマーカーのメタリックで塗装して貼りました。

最近のキットみたいにモノアイを動かすことは出来ませんが、シールは三枚分付属しています。

バーニアの黄色や角や肩の白いラインは塗装が必要でした。

諸々の塗装のあと、サイクロプス隊の部隊章などの市販のデカールを貼って

本体部分はプレミアムトップコートの「光沢」、関節や武装類は「つや消し」で仕上げました。


▼デカール前の状態

武装類も塗装前の状態ですね。

流線型で微妙に角度が付いた面が多いため、地味にデカールを貼る場所に苦戦しました。


武装とギミックを紹介します。


「滑空形態」

これが正式な呼称か怪しいんですが、本編で見せた前傾姿勢の高速移動形態を再現することができます。

と言っても、アクションベースを使ってそれっぽいポーズを取らせるだけなのですが…

一応、このポーズ用に首の可動域が上下にかなり広めに設けられています。

滑空形態だと膨大なバーニアの数が良くわかります。



「付属品」

キットのウリである、大量の付属品を紹介します。

すべて、本編で使用した武装です。

大量に付属する銃器は左右貼り合わせのモナカなので合わせ目消しがけっこう大変です。



「ショットガン」

強襲用MSの専用火器。

ゲーム等ではイフリートも使用しています。

腕の引き出し機構があるので、ポンプアクションで排莢するようなポーズも可能です。

成型色はグレー一色ですが、ハンドグリップのレールとストックの一部をシルバーで塗分けています。

ハンドグリップ自体は固定式です。

ストックの有無を選択式で組み立てます。

ストック無しの場合は専用のパーツで腰にマウントすることができます。



「シュツルムファウスト」

手持ち式のロケット弾道。

本編では降下してくるスカーレット隊のMSをダブルキルしました。

専用のパーツで両足にマウントできます。

今までいくつかのシュツルムファウストを組み立てて来ましたが、

HGヅダに付属している物がダントツで出来が良いんですよね・・・



「ジャイアントバズ」

ドム等が装備している同名の武装とは微妙にデザインが異なっています。

本編ではショットガンをパージ後に使用しました。

本編の射撃シーンっぽく。

センサーの部分はシタデルカラーでちょんと筆塗りしてます。



「ビームサーベル」

ジオン軍のMSとしては珍しくビームサーベルを装備しています。

本編ではチェーンマインを含む全ての兵装を使い切った後に使用しました。

両大腿部に内蔵されているのですが、流石にモールドだけの再現で別パーツとなっています。

本編で見せた両手持ちは流石に手が届きませんでした。


サーベル本体、ビーム刃共に2本付属します。



「チェーンマイン」

複数の機雷を敵機の体に巻き付け、起爆させると言うトンデモ兵器。

本編ではアレックスの外部装甲"チョバムアーマー"を一撃で破壊する威力を見せました。

キットではリード線に機雷パーツを挟み込むような方式で、けっこう動きを付けることが出来ます。

対象に巻き付けて遊んだりも可能。

「さぁ来い、戦い方を教えてやる!」


以下、適当に何枚か

左手の銃持ち手も付属するので、両手でそれぞれに火器を構えるようなポーズも可能です。


滅び行く者の為に────────────


▼余談

HAUCケンプファーの紹介レビューでした。

けっこう好きなMSだったんですが、逆にそれがプレッシャーになってて購入してから一年以上眠らせてしまってました。

古めのHGなので合わせ目とか可動とか気になるところはあるんですが、色分けも悪くなく何より造型が抜群にかっこ良くてとても楽しいキットでした。


次回はサザビーか紹介してないキットの記事にしようかと思いつつ

ガンプラ一番くじ 2022 のB賞を入手したので気軽にそれを組んでもいいかなと思っています。

それではまた

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